テレビ業界で働いたのち、石井一元自治大臣、元国家公安委員長の秘書となったすぎむら慎治(すぎむら・しんじ)埼玉9区(飯能市、狭山市、入間市、日高市、入間郡毛呂山町・越生町)総支部長。政治の世界に入ったきっかけや日々の活動で大事にしているものなどを聞きました。(インタビュー日:6月10日)

すぎむら慎治総支部長ウェブサイト
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 小さな町工場を救いたい

 小さな町工場を営む家の長男として生まれました。父はクーラーのない工場で、真夏でも油と汗にまみれて働いていました。また、金融機関からの貸し渋りに苦労するのを見てきました。幼な心に、こうした零細企業に光の当たる日本にしたいと思ったのが政治の世界を志すきっかけです。
小学生の頃、田中角栄の伝記を読みました。田中角栄は「お前飯食ったか」というのが口癖だと知りました。腹が減っては戦ができぬ。人は腹いっぱいになってこそ生きる力が湧く。角栄の言葉は、小学生の私にも響くものがありました。
 まさに、国民のお腹をいっぱいにすることこそが経済政策であり、父のように一生懸命に働く、技術大国日本を支える町工場を輝かせることだと思います。

 みんなが正社員になれる社会を目指す

 物価高で、国民生活は大変苦しいものになっています。みんなが正社員になれた時代があったのに、政府は労働改革の名のもと、わざわざ派遣の規制緩和を行い 、非正規社員を増やしていきました。賃金は下がり、経済は需要不足に陥り、生産性は上がりませんでした。
働き方の多様性は進み、フリーランス新法も成立しました。しかしそれが単に正社員を減らすために、偽装請負のような形が増えては本末転倒です。
私は、みんなが望めば正社員になれるくらい雇用が安定した社会こそ、政治が目指す姿だと思います。
あらゆる政策を使って、一億総中流社会を目指します。

 青空対話は政治の原点

 ここ、ふるさと埼玉9区での地域の皆さまとの対話を大事にしています。青空対話という形で地元の方々の声なき声を拾う。これが私の政治の原点であり、最も大切にしていることです。

 株価が上がっても国民生活は苦しいまま


 最近、株価が高騰していますが、実体経済はまったく良くなっていません。株価とは毎年選定される225銘柄の平均でしかありません。格差が開いたこともあり、株価が景気を示す指標ではなくなっています。また、株主の多くは外国人です。
 また、政府の税収も過去最高となりました。不景気なのに税収増。それなのに防衛増税まで行うというのは理解できません。
 これだけでも、国民を向いた政治が全くなされていない証拠です。
 私はやっぱり働く人の実質賃金を上げないと経済は上向かないし、出生数は増えないと考えています。
 


 声なき声を届ける

 1回目の選挙より、2回目の選挙の時の方が応援してくださる方が増えました。これは私にとって何にも代えがたい財産で、地域の皆さまが仲間です。そうした地域の皆さまの声なき声をしっかり届けて参ります。そして一人でも多く仲間を増やしていきます。
地域のため、日本のため、汗まみれ泥まみれで頑張っていきます。