昨今急速に話題となっているChatGPTなどの生成AIについて勉強会を重ねてきた立憲民主党デジタル政策PT(座長:中谷一馬衆議院議員)は7月5日、「AI技術がなぜ大事なのか? 海外と日本の立ち位置、ChatGPTで出来ることの実例」について、国会議事録を直接 ChatGPTに読み込んで処理をさせる「The Diet Search」を開発した、高木祐介株式会社自動処理代表取締役社長からヒアリングを行いました。

 中谷座長は「ChatGPTの最先端の活用方法であり、行政や国会にリリースされたことに注目している。行政や国会の利便性や生産性の向上につながり、国民にも国会で何が行われているか知りやすくなる。研究・検討を続けてテクノロジーのよりよい進化を目指していきたい」と挨拶しました。

 

 高木氏は講演の中で、ChatGPTなどの生成AIが急速な進化しており、プログラムや楽曲、絵画の作成、特許となる発明等、人間の知的労働のかなりの部分を支援できるようになった状況を紹介し、「ChatGPTという、自分たちが今すぐ使える仕組みが世界の最先端」であり、早めにキャッチアップして使いこなしていく必要性を訴えました。また、「The Diet Search」について、政治家や政党の側に「文脈に応じた議論の検索が可能であり調査する時間を短縮できる」という利点があるとともに、国民と政治の距離が遠い中、議員との意識を近づけるために開発したものであり、「自分が応援したい議員を調べることができる」「市民の意見をとらまえて政策の検討ができる」といった、国民にとっての利点も強調しました。あわせて、「AIはたたき台作りであって、最後に魂を込めるのは人間である」として、判断する人間が重要であり、政策のAIを活用する場合も、目的の設定や有権者の意図の反映などは人間がやる必要があると述べました。

 事務局長の井坂信彦衆議院議員は「AIを取り入れれば、国会や政治のいい意味での生産性を高めることになる。わが国のAIについて制度や規制、活用をバランス良く進めていきたい」と述べ、中谷座長も「常に新しいテクノロジーをキャッチアップし、業務の効率化と利便性の向上と生産性の向上をはかっていきたい」とまとめました。

 デジタル政策PTは、今後とも生成AIについての検討を進めていきます。