泉健太代表は7月23日、高知市で開催された高知県連の定期大会に参加しました。
あいさつに立った泉代表は、学生時代に「よさこい祭り」に参加した思い出をふり返りながら、「高知はもともと政治を変革していく気風がある」と述べました。その上で、自民党議員が秘書への暴力で辞職したことにより実施される参院徳島・高知選挙区補欠選挙(10月22日投開票)を念頭に、広田一・前衆院議員は「防衛政策などで常にご指導を仰いできた先輩。すぐにでも国会に戻ってきてほしい」と訴えました。
また、そのためには「(徳島・高知の合区による広い選挙区で)両県の県民の皆さまの力をどれだけ結集をするかが大事だと思います」と述べました。
さらに泉代表は「今の自民党の保守政治によって、いろいろな社会問題が放置されている」と指摘。「アベノミクス10年によって、都市と地方の格差は縮まったか?人口流出は止まったか?トリクルダウンは起きなかった」と問題提起し、立憲民主党は「ボトムアップ、生活者から、地域から、経済を活性化させるというモデル」を提示しており、「自民党とは明確に対立軸がある」と強調。他方、日本維新の会は「新自由主義、むしろ自民党より強烈な強者優先、勝ったものが行き残ればいい」という政党だと断じました。
その上で、あらためて泉代表は「立憲民主党は人を大事にする政党。それは日本の活力が失われているからだ」と強調。だからこそ、「人への投資、子育て支援、教育の無償化を進めていかなければなりません」と訴えました。
県連大会終了後、泉代表は記者団の質問に答え、コメントしました。
現職議員の辞職による参院徳島・高知選挙区の補欠選挙(10月22日投開票)が党にとっても持つ意味を問われ、泉代表は「この補欠選挙は非常に重要な位置付けを持っている。岸田政権の支持率も下落する中で、国民の声を聞かない政権の姿勢が明らかになってきている。改めて、地域の疲弊、物価高騰への政権の対応の遅れ、マイナンバーカードをめぐるトラブルといったものに、政権が耳を貸すきっかけになるのか。与党候補が勝利をしてしまえば、相変わらず国民の声に耳を貸さない 政権運営が続く。だからこそ、この補欠選挙で勝利をして、国民の厳しい声を伝える選挙にしたい」「立憲民主党としても、最も勝利に結び付く構図を考えていく」と述べました。