衆院長崎2区総支部長の山田勝彦衆院議員は8月4日、長崎県諫早市で青空対話集会を開催し、岡田克也幹事長も参加しました。山田議員は、物価高対策やマイナ保険証問題などについて話しました。

 「防衛増税を私たち国民に求める政治、おかしくありませんか」と呼びかける山田議員。立憲民主党がガソリン価格を値下げするトリガー条項発動法案を提出していても審議をしようとしない自民党や岸田総理について「国民の声を聞く力があると言えるのでしょうか」と疑問を示しました。また、マイナ保険証の紐づけの間違いで個人情報が漏えいしている事案があるにも関わらず、今の健康保険証を来年秋に廃止する方針を政府が変えようとしないことに触れ、「医療情報は私たちの命に関わる大変な問題です。私たちはマイナ保険証を否定しているわけではありません。でも、不安に思って紙の保険証を残したいと思う国民の皆さんのために、 存続を一緒に訴えていこうではありませんか」と訴えました。

 岡田幹事長は、日本維新の会の馬場代表が「第1自民党と第2自民党(日本維新の会をさす)が競い合えばいい」と述べたことについて、「やっぱりそれでは政治が変わらない。きちんとした緊張感ある、 考え方が同じではない、2つの固まりが競い合わなければ日本の政治は良くならない」と述べました。さらに岡田幹事長は、「立憲民主党も正念場ですが、しっかり踏ん張って、そして日本の政治を変えていく。そのために力を合わせていきたい」と力を込めました。

 講演終了後に会場からの質問を受け付けました。酪農農家の方から、後継者不足で農家が減っているなか、飼育する肉用牛の頭数は全体で増加しており、さらに資材が高騰している状況でどのように和牛を守っていくことができるのか、切実な質問がありました。山田議員は、物価高の中多くの企業が価格転嫁をすることができても農家は価格を決めることができないことを指摘。国が補助金をつけて酪農を増やすように取り組んできたにもかかわらず、畜産農家が借金をして規模拡大してきたのに物価高に加えて、牛が増えすぎて価格が落ちている状況は「農水省の政策のミスだ」と指摘し、「党の農林水産部会でも声をあげたい」と述べました。岡田幹事長も、「国も責任がある。しっかりとした政策が必要だ」と答えました。