兵庫県加古川市のJR加古川駅前で8月19日、おき圭子兵庫10区総支部長を中心に全国女性キャラバンの街頭演説会が開催され、辻元清美参院議員および多くの自治体議員がかけつけました。

 おき圭子総支部長は、「私も政治を諦めていた一人だった。政治家は高学歴で輝かしい経歴を持つ人がなるもんやと思っていた。でも、さまざまな課題が顕在化している今、『市民の常識』に政治を変えていかなくてはならない。皆さんと同じ目線で同じ価値観を持っている『普通』の私が、総支部長になった。政治は、もっとワクワク変えていかないかんやないですか」と、政治を市民目線で進めることの重要性を訴えました。

 辻󠄀元清美議員は、女性議員を増やすことが、少子化対策や経済成長に直結することを説明。子育てと仕事の両立のしにくさをどう変えていくかが、一つの大きなカギになると訴えました。

 また、現政権は「異次元の少子化対策」と言いながら、財源不足を理由になかなか実現の道筋を示さず、防衛費の倍増を強調していることに触れ、「今の税金の使い道は間違っている。子ども・子育て、教育、農業や漁業などの予算を倍増させるべきではないか」と熱弁をふるいました。食料自給率は38%。いざというときに食料輸入の道を閉ざされたら日本は弱い。農業や漁業にかける予算を倍増させる方が、日本を強い国にできるのではないか。国を守るのも、新しい産業を育てるのも人。教育にかける予算は、先進国37カ国のうち36番目。人にお金をかけずに、退役したような武器を買うために軍事予算を倍増させるのは、本末転倒ではないか」「北欧の国など、社会保障が進み、経済成長している国では女性議員が多い。日本でもぜひ女性議員を増やそう」と言葉を強めました。

 同演説会には、今泉まお兵庫4区総支部長、出原賢治・太子町議、井戸まき・猪名川町議、北野聡子・宝塚市議、おくの尚美西宮市議も参加し、演説を行いました。また、会場では「生活の中で負担に感じることは?」をテーマにシールアンケートをとりました。