泉健太代表らは9月10日から14日までの日程で米国・ワシントンを訪問し、立憲民主党が「信頼できる落ち着いたパートナー」であることの理解を広げるため、米国の政治動向や立憲民主党の基本姿勢、外交安全保障政策について米国政府、議会、シンクタンク関係者との意見交換や視察を行います。
1日目の9月10日(現地時間)は、メリーランド州アナポリスの米国海軍兵学校を訪問し、視察するとともに、日本の海上自衛隊から派遣されている自衛官や、兵学校の士官候補生らとの懇談を行いました。
アナポリス海軍兵学校は、政府の統制に基づき、また市民権を重んじつつ隊の指揮を的確に行うことのできるリーダーを輩出するため士官候補生の育成を目的とし、1845年に設立され今日まで続いてきました。米国の第39代大統領を務めたジミー・カーター氏やノーベル賞受賞者、宇宙飛行士など、たくさんの著名な卒業生を生み出し、軍に限らずさまざまな分野で広く活躍をしています。
懇談会では、「名誉ある倫理的なリーダー」を育成するという兵学校のコアテーマに基づいた社会奉仕活動や、優秀な候補者を集めるため米国の人口構成と比べ偏りが出ないような選抜を行っていること、サイバー分野を重視したカリキュラムを取っていること、士官学校の教官を制服組(いわゆる武官)ばかりでなく博士号を持ったシビリアンと1対1の割合で置いていること、女性の割合が3割に達しさらに増やしていっていることなど優秀なリーダーを集めるための取り組みを聞きました。
泉代表や、視察に同行した徳永エリ党常任幹事会議長・参院議員、篠原豪党ネクスト外務・安全保障副大臣・衆院議員らは、サイバー分野の教育カリキュラムや女性参加の拡大、日本からの派遣数の推移などについて、意見を交わしました。