岡田克也幹事長は9月17日、徳島県を訪れ、広田一(ひろた・はじめ)元参院議員とともに、JR徳島駅前で街頭演説を行いました。

 

 岡田幹事長は、参院徳島・高知補欠選挙(10月5日告示・22日投開票)が行われることについて、「この選挙区から選ばれていた自民党の議員が暴力事件を起こし、議員辞職したことが理由だ。本来なら自民党は、候補者擁立を辞退するところ、自民党は候補者を立ててくるという。どうなっているのか。驕(おご)りがあるのではないか」と述べ、自民党の姿勢を批判しました。

 岸田政権の政治姿勢についても言及した岡田幹事長は、「先日の内閣改造で、女性の大臣を5人起用したが、副大臣、政務官に女性が1人もいない。こういう政治ではダメだ」と厳しく指摘し、「はっきりNOと言わなくてはならない、この補欠選挙で政治の流れを変えていこう」と訴えました。

 

 広田元参院議員は、「多くの税金を使って今回の補欠選挙が行われるが、このお金を、医療や介護、福祉、子育てや教育、農林水産業など、目の前にある課題の解決に使えるはずだ」と述べた上で、「この本来行われない選挙だからこそ、皆さんには関心を持っていただきたい。今回の補欠選挙で、皆さんが声を上げなければ、自民党による首のすげ替えで終わってしまう。それでは政治は何も変わらない。ますます政治離れが進んでしまう。政治に対する信頼を取り戻していこう」と訴えました。

 また広田元参院議員は、「防衛費を5年で43兆円を増やす。近い将来に1兆円の増税を行う。コロナ対策に12兆円もの予備費を計上するなど、タガが外れた放漫財政になっている」と、岸田政権の税金の使い方を厳しく指摘。「自民党の一強独占に風穴を開けて、緊張感のある政治を取り戻していこうと呼びかけました。