東京都渋谷区で9月22日、松尾あきひろ総支部長を中心に全国女性キャラバンの集会が開かれ、塩村あやか参院議員が応援に駆けつけました。

 松尾総支部長は「大企業における賃金カーブの変化」と「女性の年齢別の就業率・正規雇用率」に関する政府の資料を用いて、年齢と共に男性の賃金は上昇を続けるのに女性の賃金は変わらない、それは結婚・出産のためいったん職を離れた女性の多くは非正規の仕事にしか就けないためだと説明しました。女性はDVを受けても経済的な理由で離婚ができないなど、「男女間の格差は日本社会で最も大きな理不尽のひとつであり、変えていかなければならない」「結婚を機に仕事を離れたら非正規の仕事にしか就けなかったり、子どもを保育園に送り迎えするために長時間の勤務ができず賃金も低いままという女性の働き方は大きな問題である」「これを変えるには女性の政治家が増えなければならない」と語りました。

 塩村議員は、コロナ禍で職を失った非正規雇用の方々を支援する仕組みを作るために厚労省と交渉を積み重ねたことや、不妊治療の保険適用は菅総理が表明する前から国会審議を通じて立憲民主党の女性議員が中心となって実現にこぎつけたエピソードなどを紹介しました。「男性議員には相談しにくい問題も私たち女性議員が話を聞いて、男性議員の後押しを受けながら制度を作り変えていくことが非常に重要」だと語りました。

 参加者からは、1986年の男女雇用機会均等法の施行後に就職した最初の大卒女性が60歳の定年を迎えようとしてしている中でこの法律の意義や課題などに関する質問が出され、松尾総支部長と塩村議員が答えました。集会には中田たかし都議会議員も参加しました。