泉健太代表は10月9日、長崎県佐世保市ですえつぐ精一衆院議員とともに街頭演説を行い、党の政策などを訴えました。
すえつぐ衆院議員は、「生活者重視」「暮らし本位の政治」を目指すのが立憲民主党だと訴え、増税か減税か、格差か平等か、利権政治か地域の皆さんが均等に所得を上げていくのか、それが問われていると指摘し支援を求めました。
泉代表は、岸田総理には「聞く力」もなく、「新しい資本主義」も全然進んでいないと指摘。人への投資が重要であり、地域振興に力を入れるに必要があると述べ、それを実行するのは自民党ではなく立憲民主党だと訴えました。
街頭演説後に記者団の取材に応じた泉代表は、明日から始まる衆院長崎4区補欠選挙について、「政府の経済対策が遅い、物価高が進行して国民生活が疲弊している、そこに対する岸田政権への評価をしていく選挙だ」と述べ、「この選挙で勝利をして、今の与党ばかりの緊張感のない政治を変えていきたい」と語りました。
また、野党候補が一本化される構造になったことについて、「非常に良い構図ができた。各野党の皆さんも今の一強政治を許してはいけないということで、さまざまに理解をいただいた形での戦いになる」「力を合わせて、また投票率を上げる戦いにもしていきたい」と述べました。
長崎4区の印象と情勢について、街頭演説前に海上自衛隊の佐世保史料館に立ち寄ったことに触れ、自衛隊の基地もあり、関係する産業も多い地域だと述べ、地域振興と安全保障政策に取り組むと語りました。また商店街では、人通りが少なくなってきており、空き店舗も多くなっているといった話を聞いたと述べ、地域経済の活性化と地域産業が潤う住宅施策を訴えていきたいと語りました。
与党内から出ている所得税減税については、「選挙前に減税と急に叫び始めるのは無責任」だと指摘。また所得税について補正予算で対策しても今年には何も恩恵がなく、だいぶ後の話であり、即効性がない政策だと述べ、「それが経済対策だというのは不思議だ」「いまの生活を支える施策という意味では、所得税減税では間に合わない」と語りました。