地域の方との対話を中心にした「青空集会」を1日数カ所、週末にほぼ隔週で開催しています。中山間地域から始め、離島も周り、ここ半年で合併前の旧市町村を一巡したところです。

 「立ったままでは申し訳ない」と、事務所から折りたたみ椅子を持ち出していましたが、「重たいからもっと軽いものがいいね」「暑くなってきたのでパラソルがほしいね」などと話していたところ、後援会の方が寄贈してくださり、今のような形になりました(写真下は当初の集会の様子)。

 たまたま通りかかった人が気軽に参加できる青空集会。特にスーパーマーケット前では子ども連れの買い物客、バスを待っている方などさまざまな出会いがあります。これまでの最年少は2歳の男の子、最高齢は92歳の女性。参加者の幅が広がっていると実感しています。

 インボイス制度導入後の業務負担や経営圧迫の懸念、食料品やガソリン価格の高騰、教育や保育現場の疲弊、米価や牛の価格の下落、飼料の高騰など寄せられる声はさまざまで、離島では獣医さんがいないという話も聞きました。私は「店を開く」と表現していますが、集会を開く場所によって入ってくる情報が全然違います。ローカルな実情が分かると同時に、国政に直結している課題もたくさんあります。

 山陰という土地柄、冬場は雨や雪が多く、今後11月~3月の約5カ月間は室内バージョンの茶話会に切り替える予定です。集会の常連さんが地域の後援会の核になり、そこから人の輪の広がりが出来ていくでしょう。

 SNSでの発信は必要ですが、直接話をすると断然インパクトが強い。「毎日、通勤途中でポスターを見ています」と声をかけていただくこともあります。伝統的なツールはまだまだ有効です。青空集会は、参加者との対話が一番の目的ですが、ビラを事前に配布することで、自分の活動を地域の方々に伝える効果があります。ビラを見て参加してくださる方は少数派でも、事前電話や、当日、開始前に街宣車で回って告知することで参加してくださる方もあります。最年少の2歳の男の子は、住宅街を街宣車で回っていたところ、家の前で遊んでいた親子がそのまま歩いて来てくださったというケースです。

 活動を続けていくことで、亀井あきこと言えば「青空集会」と言われるようになりたい。こちらから出かけて地域や国政の課題、皆さんの思いを聞き、政治につなげる、ボトムアップの政治。立憲民主党を身近に感じ、親しみを感じてもらえるよう取り組んでいきます。