泉健太代表は12月22日、青森3区総支部の岡田華子総支部長、田名部匡代参院議員(県連代表)らと五所川原市、弘前市で街頭演説を行いました。弘前市では自民党の政治資金問題について、陸上競技に例え「ドーピングをしている選手と走ったら勝てる訳がない。そうした不公平は良くないのでドーピングをしたらスポーツ界から追放」だと述べ、「(そうした相手と)われわれは戦っていたんだと思ったら、悲しいやら情けないやら、虚しい」と語りました(写真上は、弘前駅付近の街頭演説の様子)。

 今回の問題以外にも、(1)洋上風力発電の導入を推進する法案の作成に関わっていたとされる自民党の政務官が風力発電会社から資金提供を受けていたこと(2)千葉の自民党議員が政治パーティーの収入を過小報告していたとし、政治資金規正法違反の虚偽記載などの罪で略式起訴され、東京簡易裁判所が罰金100万円、公民権停止3年の略式命令を出したこと(3)参院選広島選挙区で、自民党による1億5000万円という大規模買収事件があったこと――などを挙げ、「あなたたちに法律を改正する資格はない。われわれが作る。われわれが作った方が信頼性のあるもの、抜け道のないものができる」と訴えました。

 公明党に対しては、「(同じ穴のムジナと見られたくないのであれば)自公連立政権から離脱すべき」「本当に綺麗な政治を作りたいと言うのであれば、(自公連立政権から)出てきてわれわれと一緒に新しい政権を作った方が、公明党の結党理念にぴったり合う」と述べました。

 さらに各党に政権構想をていねいに訴えていきたいと述べ、政治改革や教育の無償化などを実現していくと力を込めました。

 さらにこの選挙区の自民党議員は安倍派の議員であることから「安倍派との戦いだ」と述べ、支援を訴えました。

支援を訴える岡田総支部長(五所川原市・立佞武多の館付近)

 岡田総支部長は、弘前市出身で高校まで住んでおり、その後県外の大学、大学院に進み、弁護士資格を取得。現在は企業内弁護士として働いていると自己紹介をし、仕事と子育てとの両立が難しいことなどを語りました。

 シングルマザーの友人の話として、コロナ禍で保育園が1週間休みになり、自身も会社にいけなくなることから派遣を切られるかもしれないと不安のメールをもらったと話し、子どもの面倒をみなければならないし、収入も必要なのにどうやって生活していくのか、いつの間に日本はこんな国になってしまったのか、こんなにも格差のある社会になってしまったのかと指摘しました。こうしたことから「格差のない社会を作りたい、将来が不安と言っている人たちを少なくしたい」と思い政治を目指すようになったと語りました。

 田名部議員は、同日午前に漁業関係者と、県産ホタテが今年の猛暑などで壊滅的な被害を受けている状況などを意見交換したことに触れ、「しっかり現場の声を受け止め、政府に必要な支援を求めていく」と述べました。また、党が既に示している経済政策を説明し、「皆さんの将来不安を取り除いていく、子どもを産み育てやすい環境を作っていく、多様性を認め合いそれぞれが自分らしく生きていける社会を作っていく、そのためにこれからも全力で取り組む」と訴えました。

昼食で立ち寄ったマルコーセンターでの様子
撮影:五所川原市・立佞武多の館付近
撮影:弘前市・弘前駅付近