第213通常国会が開会した1月26日、立憲民主党は両院議員総会を国会内で開催しました。

 あいさつに立った泉健太代表は、令和6年能登半島地震による甚大で広範な被害に触れ、「立憲民主党は、近藤和也議員を中心に、ぜひみんなで一丸となって、この復興、そして被災地の支援を行っていきたい」と呼びかけました。また、本来国民生活を守ることに労力をかけるべき時に、自民党派閥裏金問題に時間を割かなければならない状況を国難だと指摘。泉代表は、「私たちこそが、100パーセント国民の皆さんのために時間を使い、政治的技術を使い、そして皆さんの生活を前に進めることができる存在だ。これを一緒になってこの国会で奨励していこう」と強調しました。さらに次期総選挙に向けて候補者を増やし「自民党も上回る第1党を目指す」と述べ、「私たち自身が政策を国民の皆さんに届け、理解を得て政権に向かっていく、政治を変えていく。そんな国会にしていきたい」と述べました。
 その後、泉代表は新しい執行部人事を提案。従前の執行部に加えて、代表代行に辻󠄀元清美参院議員、常任幹事会議長に渡辺周衆院議員が就くことを提案し承認されました。

「一致団結して厳しく与党に向かう」と水岡参院会長
「被災者側に寄り添った声を届けるのが野党の仕事」と安住国対委員長

 両院議員総会後に泉代表は記者団からの取材に応じました。代表代行を3人体制にした理由を問われると、「これまで、代表代行は2人とも衆院議員であり、衆参ともにということを考え、全国で知名度のある辻󠄀元さんに全国行脚もしてもらいたいと思い、来るべき総選挙に向けた執行体制の強化をイメージした」と答えました。
 自民党の派閥解散が取り沙汰されたり、脱退者が相次いでいるなか今国会にどう対処するかと問われると、泉代表は「派閥に話題を引っ張られないようにしてほしい」と求め、「裏金議員には退場していただくことが本質であり、それで派閥を解体するならやったらいい。派閥パーティーを禁止する、それもやったらいい。しかし、それで悪い人間が、そのまま見過ごされるということになってはいけない」と話しました。