衆議院予算委員会で2月6日、基本的質疑が行われ、立憲民主党から質問に立った長妻昭政務調査会長が(1)旧統一教会と盛山文部科学大臣との関係(2)自民党の裏金問題――等について質疑を行いました。

(1)旧統一教会と盛山文科大臣との関係

 長妻議員は、盛山文科大臣が旧統一教会の推薦状を受け取り選挙応援を受けたとの報道を受けて、「その事実はあるか」と問いました。盛山大臣は、前回の選挙のことだが、「はっきりした記憶がないが、(報道されている)写真があるなら頂戴したのかもしれない。記憶がなかったので報告をしていなかった」と答えました。
 長妻議員は、旧統一教会との関係について「全閣僚に再確認して、明日の予算委員会までに報告するよう」岸田総理に求めました。

(2)自民党の裏金問題

 長妻議員は「今年こそカネに汚い政治を終わらせる」と訴え、「本会議での岸田総理の答弁は評論家のようだ」と指摘し、総理の本気度を問いました。
 長妻議員は、裏金について3年分しか公開されていないが、預金通帳はそれ以前の分も残っているのではないかと指摘し、「いつから不正はあったのか」と質問しました。岸田総理は「会計知識の不足から不適切な事務を行っていたことが、過去3年間においては確認されている」とだけ答えました。
 長妻議員は、小泉法務大臣に対して、一連の自民党の裏金事案に関する捜査の報告はあがっていたのか確認しました。小泉大臣は「適宜適切に報告を受けている」と答えました。長妻議員はその件で「二階議員と話したことはあるか」「役所に対して感想を言ったか」と質問しました。小泉大臣は「何も申し上げていない」と答えましたが、長妻議員は「捜査について、不可解な形で終わったと思っている」と述べました。
 自民党が行っている全議員へのアンケート調査について、長妻議員は「派閥による」と限定している点を指摘し、「裏金は個人、県連レベルでもあった。派閥に限定すると無派閥は調査対象でなくなる。限定しないように」と求めました。
 長妻議員は、裏金に関連して収支報告書が訂正されたケースに関連して、「訂正が、仮に虚偽であれば、二重三重の罪をかぶる」「虚偽記載を正しく訂正したのかわからない」と具体的な例をあげました。
 また、「訂正によって、多くの議員は収入が増えた分を全額、翌年に繰り越している」点も指摘し、「徹底的に調査をしてほしい」と求めました。

 自民党の35年前に作られた政治改革大綱に触れ、長妻議員は「今も有効なのか」と問い、その中の「総裁、副総裁、幹事長などは地位にあるときは派閥を離脱する」と書かれている点について、岸田総理が違反していることを改めて指摘しました。
 岸田総理は、同大綱の制定時に「結果として派閥の解消の取り組みが徹底されず、今回の問題につながった」と指摘し、「今回の自民党の中間とりまとめにおいて、いわゆる派閥が解消することになった。事実上達成できている」と発言しました。長妻議員は「一夜にして今の派閥から政策集団に生まれ変わったというのか。呆れた」と述べました。

 長妻議員は、立憲民主党が既に提出している政治改革に関連する4法案の成立を求め、立憲民主党の「本気の政治改革の実現に向けて」の提案に言及し、特に企業団体献金の弊害について岸田総理の認識を問いました。
 岸田総理は「政治献金の自由を企業は有すると理解している」と述べるだけで弊害については言及しませんでした。
 長妻議員は、「企業団体献金についてフランス・カナダは禁止、イギリスは株主総会の議決がいる。金の力で政治が歪められている。パーティー券が売れない分野は予算が後回しになる、法律が後回しになる。少子化対策が重要と言いながら予算がつかない」「今の日本の最大の問題は非正規雇用の問題。しかし格差問題は手つかず。金が集まらない、パーティー券も売れない分野は後回しになってしまう。新しい産業分野が育たない」と指摘し、「立憲民主党はまっとうな政治を目指す」と訴えました。