泉健太代表は3月30日、遊説先の埼玉県狭山市で記者団の取材に応じ、政治改革への決意を表明しました。
「まっとうな政治へ」キャンペーンの2日目を終えた泉代表は、「非常に強い反応を頂いている。自民党の実態解明の遅さ、処分の緩さに『自民党に任せていても何も進まない。国民の側で判断をしよう、声を上げよう、裏金議員を一掃しよう』という声が確実に高まっていると感じた」と手応えを示し、「自民党に任せた政治改革では、必ず自分たちに緩い、抜け道のあるものになり、本当の改革案にならない。われわれとして案をしっかり提示をし、国民世論も味方につけて政治改革の貫徹を実現したい」と力を込めました。
政治改革のポイント、必ず実現したい点としては、「連座制の導入」「政治資金の透明性の確保」「政治資金パーティー及び企業・団体献金の禁止」を列挙。自民党が真相解明することなく来週にも処分をしようとしている姿勢については、「90名近くの裏金議員に対して甘い処分、手盛り処分になるのではないか。裏金というのは額の多い少ないではない。違法なことを認識しながらやっていた国会議員を許すかどうかだ。真相を語るのも処分をするのも自民党だが、そこには期待できない。国民の力で、次の総選挙で結果を出す。4月の3つの衆院補欠選挙(4月16日告示)で結果を出すことが自民党の中でより厳しい処分を実現していく方向につながるのではないか。政治改革を進めるためにも選挙で変えるしかない」と述べました。
3つの衆院補欠選挙のうち、特に事実上自民党との一騎打ちになるとされる島根1区の位置づけを問われると、泉代表は「3つとも勝利目指しているが、特に必ず勝たなければいけない、勝負の分かれ道になる。島根1区で勝利することが政治改革を大きく進める原動力になる」と意義を強調しました。
また、次期衆院選挙における埼玉県の位置づけについては、「(衆院小選挙区の区割り変更)『10増10減』のなかでこの1都3県はいずれも議席数が増える地域。そういった意味でわれわれとして絶対に議席を増やさなければいけない選挙区が数多くある。前回小選挙区で勝った選挙区はもちろん、勝てなかった選挙区についても全員当選を目指す。さらに候補者擁立できる地域を増やせるよう最後まで追求していく」と述べました。