衆院島根1区補選(投開票4月28日)10日目の4月25日、亀井亜紀子候補は松江市内をまわり、岡田克也幹事長、馬淵澄夫衆院議員とともに街頭に立ち「この島根から政治を変えていこう」と訴えました。

 みしまや東川津店での街頭演説で馬淵議員は、「全国で3カ所ある補欠選挙で、唯一島根1区は自民党が候補者を立て、野党第1党立憲民主党の亀井亜紀子さんと一騎打ちの与野党対決である」「この補欠選挙で亀井亜紀子さんを国会に送っていただけば、岸田政権に対して不信任を示せる大きな選挙」だと述べました。岸田政権が発足して3年、防衛費の増額、異次元の少子化対策と称して3兆6千億円の予算を組み、社会保険料の上乗せという増税と変わらない政策を、国民を欺きながら国民の声も聞かず進めていると指摘。さらに自民党の裏金問題での対応の遅さを指摘。「政権の体をさない、リーダーシップ不在の状況」だと述べ、皆さんの暮らしに関わる大切な政策を決めていく、推進していく政権がこうした状況になり、もはや信任などできるはずもないと指摘しました。

 こうした状況を止めることができるのが、島根1区の補欠選挙だと述べ、「皆さんの1票で、亀井亜紀子さんを国会に送っていただくで、岸田政権に不信任を突きつけることができる」と訴え、支援を求めました。

 岡田幹事長は、自民党の裏金問題で岸田総理が、事実を明らかにし、その上でそれに基づき処分する、そして制度改革をすると述べていたことに対し、「最初の『事実を明らかにする』ところがいまだにできていない」と指摘。安倍派の裏金問題は、当時の派閥トップの森喜朗元総理に聞く必要があるが、3日前に衆院予算委員会でそのことを質問しても明確な答弁がなかったと説明しました。

 さらに、立憲民主党は政策活動費の廃止、旧文通費の透明性の確保などを訴えているが「自民党は一顧だにしないと」として、「一緒になって政治変えていこうじゃありませんか」と支持を求めました。

 また、民主党政権時の子ども手当政策について、参院の議席が与野党逆転していたことから、自民党や公明党の幹事長と交渉し、名称の変更、所得制限などの妥協を強いられたと振り返り、「民主党が言っていたことをバラマキだバラマキだと散々批判しておいて、10年経ったら同じことをやる」「もっと民主党政権が続いていれば、今頃、子ども政策はもっと豊かになっていた。10年の空白だ」と訴えました。そして子ども政策以外にも「政権変われば視点が変わり、重点の置き方変わり、そして新しい政治が始まる。そのためにも、この選挙で亀井亜紀子をよろしくお願いいたします」と訴えました。

 亀井候補は、野党各党がガソリン減税を求めても自民党は実現させず、子育て支援金で実質的な追加負担はないとの説明にも無理があると指摘。岸田政権の政策はめちゃくちゃだと述べ、このタイミングで補欠選挙があり自民党候補との1対1の対決だとして、「ここから勝たせていただいて、この島根から政治を変えていきましょう」と訴えました。