衆院島根1区補欠選挙で当選した亀井亜紀子議員が5月7日国会に初登院し、意気込みを語りました。
記者団から初登院の所感を求められた亀井議員は、「ようやく(国会に)帰って来られた。それも選挙区で勝って堂々と帰って来られてよかったというのが率直な気持ち。衆参両院での10年間の経験を生かしていきたい。政治資金規正法の改正の審議がもうまもなく始まるので、(政治改革特別委員会の)委員ではないが、党内の会議での議論にしっかり加わっていきたい。農林水産委員会でも今提出されている食料危機に関する法案などの質問に立てたらいいなと考えている」との旨コメントしました。
自民党との一騎打ちを制した今回の選挙の意義をあらためて問われると、「島根県の場合、細田さん親子(細田吉蔵元運輸大臣、細田博之前衆院議長)が約60年の長期にわたって議員をされていたので、あまり深く考えずに習慣的に自民党に投票する人が多かったと思うが、今回初めてどうしようかと考えられたと思う。そういう意味で、投票の際に島根県民、1区の皆さんにあらためて考えていただいたことの意味が大きい。今まで自民党を支持してきた人はなぜ自民党を支持してきたのか。今回別の選択をしたのであれば、なぜそういう選択をしたのか。それが政治とカネのことなのか、あるいは政策的なこともあったのか。私としては政治とカネの問題だけでなく、地方の衰退、特にこの30年間の地方の衰退の問題をかなり強く訴えてきたので、そういう全体的なことについて考えていただけたらと思う。私はずっと新自由主義と闘ってきたので、そこに少し目を向けていただければ嬉しく思う」と述べました。
地方が抱える課題に対しては、立憲民主党が議員立法を提出している離島航路の運賃問題をはじめとする公共交通や、公立病院を例に、「公が使うものについて、もう少し国が責任を持つべきではないか」と指摘。「立憲民主党は全国政党であり地方選出の議員は多くいるが、どうしても地方は人口が少なく議席が少ない。そういう意味で地方の声、従来自民党がおそらく拾っていたであろう地方の声をしっかり届けていきたい」と決意を表明しました。