蓮舫参院議員は5月27日、党本部で記者会見を開き、「小池都政をリセットするのが、私の使命」と訴え、東京都知事選挙(告示日6月20日、投開票日7月7日)への立候補を表明しました。

 冒頭、蓮舫議員は自民党の裏金問題に触れ、「自民党の裏金議員が引き起こした政治とカネの問題についての解決が急務」、国会における岸田総理や世耕自民党参院幹事長等の「まるで他人事のような答弁に本当に怒りを感じている」、自民党の改革案について「本気度は感じられない」と批判しました。

 そして、3つの補欠選挙、静岡県知事選挙等の結果に触れ「国民の声ははっきりしている」と指摘し、「小池都政をリセットするのが、私の使命」と訴えました。

 蓮舫議員は、8年前に自民党の国会議員であった小池知事が「伏魔殿(ふくまでん)といった自民、ブラックボックスの都庁をどう変えたのか」「7つのゼロ公約はどこにいったのか」と小池都知事の成果をただしました。

 防災マップやプロジェクトマッピングなどをあげ、「公金をつかった事前の選挙活動に見える」と指摘し、「こうした予算を見直し、困っている人達に政策を届けたい。仕事、食べ物、安心を届けたい。教育の充実を届けたい」と訴えました。

 また、希望の党について「小池知事が国政進出のために作った。国会における野党を分断し自民党を利した」と指摘しました。

 萩生田自民党都連会長のおひざ元での八王子市長選挙、江東区の区長選挙、目黒区の東京都議補欠選挙で、小池都知事が自民党の候補者を応援したことを指摘し「8年前の自分の公約より自民党と二人三脚」、「私はこの矛盾についていけない」と述べ、「古い政治と決別して本当に必要な政策に予算を振り分ける都政を作りたい」と決意を語りました。

 蓮舫議員は、「20年間の国政での経験、全ての予算委員会で質問に立ってきた。行政改革に最も力をいれてきた。その改革の果実を政策の財源にあて、格差、困っている人たちに充てた。東京都でも同じ姿勢であたっていきたい」と強調しました。