泉健太代表は6月1日、栃木県を訪れ、宇都宮市では板津ゆか衆院栃木1区総支部長とともに商店街を練り歩き、地域交流おしゃべり集会に参加。大田原市ではいが央衆院栃木3区総支部長後援会集会に出席しました。
泉健太代表は集会等で、自民党の裏金問題について、「自分たちの権力を大きくすることに熱心になってしまった。自分たちの懐を温めるために一生懸命時間を割いている」と指摘。そのうえで、自己保身のための政治ではなく国民のために働く政治に変えていかなければならないと力を込めました。また、地域が疲弊している現状に言及。「せっかく育てた若者は東京に行ってしまうのを結局自民党は変えられなかった。中央依存、補助金依存ではなく地元から元気を出したいという方々に支援をしていかなければならない」と述べ、地域を支えているNPOやNGOと連携し、地域を一層支援する政治に変えていきたいと力を込めました。
さらに「女性の皆さんの活躍も十分ではない」と指摘し、選択的夫婦別姓制度について「別姓を選べる形にすべき」として、党の主張をあらためて強調しました。外国人労働者について「日本で暮らすさまざまな方々を大切にする、一緒になって共存共栄していく社会にしていかなくてはいけない」として、外国人技能実習制度について賃金・雇用環境・人権尊重の観点等を踏まえて制度を整える重要性を指摘しました。
■衆院栃木1区 板津ゆか総支部長地域交流おしゃべり集会
板津ゆか衆院栃木1区総支部長は冒頭、来る解散総選挙について「もちろん政権交代を目指していきたい」「宇都宮、栃木から一緒に政治を変えていきたい」と力を込めました。地方都市の多くの商店街がシャッター通り化している点を問題視した板津総支部長は、「なぜ今、シャッター街が増えているのか、そういった世の中を作り出してきたことを今一度見直すべきだと私は思っています」と述べ、地域経済の活性化策を進める重要性を指摘しました。そのうえで、若者の居場所の創出、若者が未来に希望を持つことができるメンタル支援・社会づくり、スタートアップ企業等の設立支援などを列挙し、「私は国会から変えて、子どもたちが希望を持てるようにしたい。それが出来るのは立憲民主党だけだ」と述べ、税制改革に取り組むことが重要という認識を示しました。
いわゆる「おひとりさま」と言われるような単身女性が定年退職後に厳しい暮らしを強いられる状況に陥る人が多数いる状況について、「(働くことを希望する)女性を働かせないようにしてきた社会構造に問題があったのではないか」との見方を示し、女性の社会進出・雇用均等を推進すべきと見解を示しました。また、「年金で苦しんでいる人たちもたくさんいる」と述べ、定年後に一人で生活を送ることが困難な現状にいる人が増えている社会的背景について指摘。「今こそ皆さんと力を合わせて仕組みを変えて誰もが笑顔で過ごせる世の中を作っていきたい」と力を込めました。
なお、集会に先立ちユニオン通り、オリオン通りを歩き有権者を意見を交わしました。
■衆院栃木3区 いが央総支部長後援会集会
いが央衆院栃木3区総支部長は、自民党の裏金問題について言及。「国民を明確に欺こうとするのが裏金問題の一番の本質だ」と指摘。そのうえで「一番大切なことはもう二度と国民の皆さまから不信をいだかれないよう、自らをどう律せるかということ。これが今政治の場に突きつけられている問題だ」と述べました。また、「本当に国民の皆さまの信頼を回復するために全力で今、政治がまさに頑張らなければいけない」と力を込めました。
また安全保障問題、農業問題についてもふれ、「自民党政権のもとでこの20年30年の間に答えが出せてなかったことがたくさんある」と述べ、「いろんな歪みが出てきていることついてしっかりと答えを出していきたい」と力を込めました。