泉健太代表は6月28日、国会内で会見を開き(1)円安(2)エネルギー補助金(3)都議会補欠選挙(4)りっけん政治塾(5)検察官の定年延長問題の情報開示(6)政策活動費――等について発言しました。

(1)泉代表は、円安がさらに進んでいる状況に触れ、「岸田政権は円安に対して何もできない状況で、賃上げも、定額減税でも追いつかないほどの物価上昇を招いている」と述べました。

(2)党首討論でエネルギー補助金を復活させるべきと提案したところ、総理が再開を決めたことについて、泉代表は「6月7月は空白になった。自民党内からも、なぜ一度、補助金を切ったのかと批判が出ている」、岸田政権は「後手後手、右往左往。岸田総理が自分自身に振り回されている。国民生活のためにやるべきことをやってほしい」と訴えました。

(3)本日、都議会の9選挙区の補欠選挙が告示されたことについて、立憲民主党が擁立した「3選挙区での必勝を期したい」と述べました。

(4)明日、りっけん政治塾2回目を開催することについて、泉代表は「一緒に政治を学び、一緒に政治を変えよういう方々を一人でも増やしていきたい」と述べました。

(5)地裁で判決が出た検察官の定年延長の問題に関連する情報開示の判決について、泉代表は「検察庁法改正案について国民から大きな反発が出て撤回に至った」と過去の経緯を説明。「当時特定の人物のために政府が法解釈を変えたのではとの問題の関係文書を出せという訴えの一部が認められた」「政府は否定しているが、そういったことが改めて明るみになった」と説明しました。「行政は要求されている文書は存在していないと発言している」が、「行政の中にどんな情報があるのか。国民は分からない状況で、請求をする」「ぴったり合うものはないと、回答を事実上拒否することを行政は繰り返している」「出てきたものは黒塗りだらけのケースが数多くある」と泉代表は問題点を指摘し、「行政の情報は国民のもの」だと訴えていきたいと強調しました。

(6)維新の会の政策活動費をめぐる動向に関連して、泉代表は「国会最終盤の自民党の政治改革案に対して野党が一致して激突していれば、もっと政治改革は進んだ。岸田政権は苦しんだ。最大の助け舟は維新と自民の党首会談。10年後の領収書公開で妥結してしまった。ドタバタ劇を経て、自民党は自民党案ベースで成立させてしまった」と振り返り、「岸田政権の最大の助け舟だった維新の会が、閉会後に政策活動費の廃止と言い出した」ことに対して「領収書10年後公開の置き土産はどうするのか。第二自民党という立場は金輪際やめてほしい。対応が支離滅裂だと与党からも野党からも信用されない。政党としてあり得ない」と厳しく指摘しました。