泉健太代表は6月30日、石川県を訪れ、地元の方との意見交換会に参加したり、能登半島地震支援物資拠点の視察を行いました。また、荒井淳志衆院石川1区総支部長・おやまだ経子衆院石川2区総支部長と遊説などを行いました。

■地元の方との意見交換会

 泉代表は荒井淳志事務所で開催された意見交換会に参加し、地元の方々と石川県の震災復興に向けて意見交換を行いました。参加者からは、石川県のような地方は経済が円滑に回っていないので、地方を支えている中小企業が賃上げを行えるような支援を促進すべきという声や、今の日本の子どもたちを取り巻く教育環境について、子どもたちが不便を感じたり、日本の将来について不安を感じないよう、教育に力を入れていただきたいといった声が寄せられました。その他にも、エネルギー問題や子ども食堂に関する声が寄せられました。
 意見交換の後、能登半島地震支援物資拠点を視察しました。

■泉健太代表ぶら下がり取材

 泉健太代表は、地元の方々との意見交換と能登半島地震支援物資拠点の視察を終えて、記者団の取材に応じました。
 泉代表は、「過去の災害に比べると復旧・復興に随分時間を要している。政府・行政に対して、復興を加速させるべきだということは強く言っていきたい」と述べました。立憲民主党が先の通常国会で公費解体促進法案を提出したことにも言及し、「解体の判定をする行政職員、作業する業者が足りない。いつになるかわからない予備費を待たざるを得ないことの繰り返し」と課題を挙げた上で、「この6カ月間で(被災された方々が)住み続けられるという希望と現実を提供できなかった責任は大変重い」「早く補正予算を組んで、安心して地元で復興にあたれるような環境をつくるべきだ。県外からの応援も含めて、震災復興を加速させていくことが重要」と見解を示しました。その上で、復興に向けて、党として「近藤和也衆院議員や石川県連を中心に取り組んでいく」と述べました。

 また、政権交代向けての抱負について「石川は3選挙区とも候補者が揃っている。県内での全勝に向けて取り組みを強化していく」と強調しました。裏金問題については、「(裏金問題を起こした)今の自民党には復興を扱う資格もないし、裏金問題によって被災地の議論がなかなか表に見えてこなかった。そういう政治を変えなければいけない」と述べました。

■おやまだ経子衆院石川2区総支部長

 泉健太代表と遊説を行った、おやまだ経子衆院石川2区総支部長は、「今回の能登半島地震によって過疎化、高齢化、少子化といった日本の大きな課題が浮き彫りとなった。地方を軽視してはならない」「石川県の声をしっかりと(国会に)届けられるように懸命に活動を続けていく」と力を込めました。また、円安、物価高、少子化、高齢化、過疎化、地方創生等今の日本社会を取り巻く課題を列挙した上で「今の自民党に自浄作用はない。この政治を変えるには政権交代しか方法がない。次の衆議院解散総選挙は政権選択の選挙になる。その期待を持ってもらえるような活動をしていきたい」と力を込めました。

■荒井淳志衆院石川1区総支部長

 泉代表と遊説を行った荒井衆院石川1区総支部長は、「今の国会では、国会議員が裏金をつくって脱税をしている。そんな中で、皆さんには増税・社会保険料の引き上げのお願いをしているちぐはぐな状況だ」と指摘。そのうえで、「既得権益を大事にする政治を見直して、国民の皆様の為に働く、こういった政治に転換していく」と強調しました。