大手私鉄をはじめとした日本の鉄道会社、タクシー、ハイヤー会社、バス会社の労働組合などが加盟する「日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)」の第91回定期大会が、7月10日から11日にかけて、天童市内において開催され、立憲民主党を代表して辻元清美代表代行が来賓あいさつを行いました。

 私鉄総連の準組織内議員でもある辻元代表代行は、日頃の立憲民主党に対する理解、および自身が2年前の参議院議員選挙全国比例区で私鉄総連の支援を受けて当選したことについての謝辞を述べました。
 また、労働法制や交通政策の改善を重視し、特に交通産業の低賃金問題などに取り組むと述べるとともに、自民党の政治資金問題を発端に改正された政治資金規正法を「穴だらけだ」と指摘し、労働者の声を反映させるための政治改革を訴えました。
 さらに、来夏の参議院選挙で2期目の再選を目指す、バスの運転手であった私鉄総連の組織内議員である森屋隆参議院議員について触れ、「森屋議員の再選は私鉄総連のためだけではない。日本の労働者の一議席だ」と訴え、森屋議員への支援を改めて強調しました。

 森屋隆参議院議員もあいさつに立ち、能登半島地震で被害を受けた七尾市出身の自身の秘書を例えに出し、「毎週末空き家になった実家に帰り、家を守り、介護をしている。そういう仲間はもっとたくさんいる」と強調しました。また「交通産業は朝早い、夜遅い、土日もない、大雨でも、正月でも働いている。働く仲間が、今のような賃金、労働条件であってはならない。仲間の声を引き続き国会に届けたい」と、再選への決意を述べ、参加者に支援を訴えました。

 なお本大会をもって木村敬一中央執行委員長は退任し、新たに福田英樹書記長が新中央執行委員長に就任されました。