岡田克也幹事長は9月3日、国会内で会見を開き、(1)党訪中団(2)令和6年台風10号災害対策本部(3)党ガバナンス指針――など常任幹事会の報告をするとともに、自民党麻生派における裏金疑惑について発言しました。

 8月27日~30日における党訪中団については、「覚書」に調印したことを報告。日中間の問題について議論した上で、全体としてはコロナ禍もあり、交流が「非常に少なくなっていることに対する危機感」は双方で確認できたと述べました。また、「新たな人と人とのつながりを、もう一回、構築していく必要がある」との認識を示しました。

 自民党麻生派においても裏金疑惑が報じられたことについては、自民党内での調査は「なぜか過去5年間しか調べていない」と強調。その調査で明らかにならなかった麻生派の疑惑は、2017年以前の派閥のパーティー収入を「裏金」として扱った疑惑であり、自民党内の調査は「非常に限られた範囲でしか検証されていない」との認識を示しました。

 その上で岡田幹事長は、自民党の裏金問題について、「もう一回しっかり国会の場で明らかにすべき」「当然(自民党の)総裁選挙においても、こういう問題をどう扱うか、それぞれの候補者にしっかり述べてもらうことが必要だ」と強調しました。


岡田克也幹事長記者会見

2024年9月3日(火)15時38分~15時48分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/JhFXT8RjYno


■冒頭発言

■質疑

 (なし)


■冒頭発言

○第110回常任幹事会を開催

【幹事長】
 私からは、まず、常任幹事会のご報告です。
 一つは、先週行ってまいりました我が党の訪中団についての報告をいたしました。主たる目的は中連部(中国共産党中央対外連絡部)との間に覚書を交わして今後定期的な交流をしていくということでしたが、私と(劉建超)中連部長との間でサインをいたしました。
 それから、たまたま日中議連の訪中団とほぼタイミングが重なりまして、私は両方出ていたわけですが、様々な要人と意見交換をいたしました。懸案になっていた領空侵犯の問題とか、あるいは、邦人の拘束の問題でありますとか、処理水に伴う輸入規制、輸入禁止の話でありますとか、短期ビザの廃止の話でありますとか、いろいろな議論が出ました。
 それぞれやり取りがあったわけですが、それはそれとして、全体として見ると、やはり日中間の交流が、コロナ(禍)もあったわけですが、最近非常に少なくなっているということに対する危機感といいますか、それは日中双方に共有されているものだということが確認できました。今後しっかりそれを増やしていかなければならないと思います。
 私自身も5年前に、訪中は5年ぶりだったのですが、5年前にやはり日中議連の副会長としてお邪魔したときには、まだ李克強首相もいるし、汪洋(前)副首相、汪洋さんにはお会いしたのですが、「岡田さんと私、いかなる立場に立っても日中の協力のためにお互い努力していこう」というご発言もいただいておりました。でも、そういう人たちは今、習近平執行部の周りにはもういないわけであります。そういう意味で、新たな人と人とのつながりというものをもう一回再構築していく必要があると改めて感じたところであります。
 今回の覚書もそういう趣旨で結んでおりまして、我が党の中堅・若手の議員にももっとしっかりと交流をしてもらって、それぞれの信頼関係を築いてもらいたいと、改めて感じたところであります。これが一点。
 2番目は、台風10号の災害対策本部の設置。これは私が本部長ということで設置をいたしました。もう台風10号はなくなりましたが、引き続き被災した地域についてのフォローアップはしっかりしていきたいと考えております。
 3番目に、党ガバナンス指針案ということで、資料もつけておきましたので後でご覧いただきたいと思いますが、ことし2月の党大会で私のほうから党全体のガバナンスの検証・明確化のための取組を行いたいということを申し上げまして、私の下でプロジェクトチームをつくって、2月4日が党大会だったわけですが、2月13日から、副幹事長、特に中心になったのは山岡さん(総務局長)ですが、回を重ねて様々な議論やヒアリングをしてまいりました。
 ようやく形になってきたのですが、これを党の正式なものにするには、もう代表選挙も始まり、時間が足りないということで、きょうは今後のそのガバナンス指針をつくる際のたたき台として常任幹事会に報告をさせていただいたという位置づけであります。したがって、常任幹事会では中身の議論はしておりません。新たな執行部が発足した上で、もちろん、その執行部の判断にもよるのですが、これをまたゼロから議論を積み上げていくのは大変な時間と労力がかかりますので、このたたき台を基にして議論を重ね、党のガバナンス指針をつくってもらいたいということで、きょうは報告にとどめたところであります。
 全体で八つの項目に基づいてこのガバナンス指針案は構成されておりまして、「多様な人材の登用、将来を見据えた人材の育成」、あるいは、「明確な使途基準、説明責任、透明性のある党財政」とか、八つの項目について、それぞれ考え方を取りまとめたものであります。今後の執行部の一つの指針として、よりブラッシュアップしていただければありがたいと思っております。
 それから、常任幹事会のテーマにはなっていなかったのですが、もう皆さんご存じのように、代表選挙の推薦人の問題について、桜井さんのほうから問題提起がありました。それについて、私のほうで、桜井さんの問題提起は重く受け止めるし、今後新たな執行部の下で現在の20人以上という基準が適切なのか議論を行ってもらいたいと考えていると。そういうテーマ、問題があると、問題があるというのは議論すべきテーマがあるということは、次の執行部に引き継いでいくという説明をいたしました。
 ただ、現在の代表選挙については、もう既に、20人という基準で行うことは、全体のスケジュール感とかそういうものも含めて、常任幹事会でも承認され両院議員総会も行っているところであります。それに基づいて、地方議員とか党員・協力党員も含めて、吉川(沙織)代表選挙管理委員会委員長の名前で公告を8月7日に行っているところであります。したがって、それを今変えるというのは、それは組織のルールとしては考えにくいということで、ご納得をいただいたところであります。
 常幹については以上です。

○「麻生派でも過去に裏金」報道について

【幹事長】
 それ以外については、先ほど代表も言われていましたが、キックバック、キックバック自身が違法ではありませんが、キックバックのお金を不記載という、それが麻生派においても、昔、行われていたということが報道されております。
 自民党はなぜか過去5年間しか調べていないわけですが、そして、麻生派はないということになっていたわけですが、5年というのは検察が捜査をするに当たっての基準であって、本来であれば、いつから始まり、全体の金額がどれだけあって、何に使われてきたのかということが、きちんと説明が求められることであります。その説明が極めて不十分であったということが、今回の麻生派をめぐる問題の中で明らかになったと。
 前々から、安倍派だってもっと昔からやっていたのではないかと、つまり、森派の時代からやっていたのではないかということも言われてきました。やはり事実が全然、非常に限られた範囲でしか検証されていないということが今回あらわになったと思います。そういったことをもう一回しっかり国会の場で明らかにする。当然、総裁選挙においても、こういう問題をどう扱うかということは、それぞれの候補者がしっかり述べてもらうということが必要だと思っております。


■質疑

(なし)

(以上)