立憲民主党は9月5日、「自民党派閥裏金調査チーム」(座長・山井和則衆院議員)の第11回ヒアリングを国会内で開き、自民党麻生派の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑について神戸学院大学法学部教授で政治資金オンブズマン代表の上脇博之さんから話を聴きました。ヒアリングには、総務省、法務省、警察庁、財務省からも担当者が出席しました。

 麻生派の2017年のパーティー収入で、その一部を派閥から議員が受け取った際、収支報告書に記載していなかったことなどが報じられたことを受け、立憲民主党など野党は自民党に再調査を求めるとともに、閉会中審査の開催を要求しています。

 オンラインで参加した上脇さんは、政治資金規正法の公訴時効が5年であること念頭に、時効だとしても政治的・道義的な責任はあると指摘。さらに、麻生派だけが立件されていないことについて、派閥を移る議員もいることから裏金作りは一部の派閥だけでできるものではなく、麻生派が裏金作っていないというのは逆に不自然だと述べました。