立憲民主党は臨時国会召集日の10月1日、両院議員総会を開き野田佳彦代表から24日の役員人事に加え、新たな人事の発表がありました。

 冒頭、野田代表は今国会の会期が短いことに触れ、石破総理がこれまで、総選挙の前に予算委員会等で与野党が論戦を交わし国民に判断材料を提供すると言っていたことが守られていないと語り、「早くも論戦から逃げてしまう。極めてがっかりだ」と述べました。

 同日の本会議前に行われた代議士会で、石川県輪島市や珠洲市等が選挙区の近藤和也議員から「とても選挙どころではない」といった報告があったことを挙げ、能登半島地震や大雨被害に対応するための補正予算の成立が必要だと改めて訴えました。

 また裏金問題は、先の通常国会では政治の信頼を取り戻すまでにはまったく至っていないとして、「この臨時国会は政治への信頼を取り戻すための国会でもなければならない」と述べました。

 本会議終了後に党の控室にあいさつに来た石破総理に「臨時国会は会期延長も可能だ」と伝えたと語り、「しっかり充実した審議でわれわれは戦っていきたい」と訴えました。

 今回発表された人事は以下の通りです。

○最高顧問
 菅直人 衆院議員
 枝野幸男 衆院議員

○常任顧問
 岡田克也 衆院議員
 泉健太 衆院議員

○組織委員長
 佐藤公治 衆院議員

○企業・団体交流委員長
 大島敦 衆院議員

○両院議員総会長
 川田龍平 参院議員

○倫理委員長
 坂本祐之輔 衆院議員

○会計監査
 下条みつ 衆院議員
 牧山ひろえ 参院議員