小川淳也幹事長は10月5日、福岡県と岡山県を訪れ、稲富修二集会、福岡3区街頭演説会、原田ケンスケと語る会IN吉備中央町に参加しました。

■福岡3区街頭演説会

 小川幹事長は冒頭、にえだ総支部長について「地方議会でしっかり実績と経験を積んできた」と強調。その上で、「今、この腐敗した日本政治で選手交代が必要だ。今までの人が(権力を握ってきた裏金議員が)どれだけ今までのことを変えますと言ったって嘘ですから。古い人に新しいことはやれない」として新進気鋭の人材としてにえだ総支部長を国会へ送り込むことの必要性を訴えました。

 「私は香川県の田舎で生まれ育ち、中央官庁で約10年勤務した。当時の自民党政治は十分痛んでおり、なんとしても日本国民にはこれに変わりうる選択肢が必要だと思っていた。対立候補はいわゆる世襲で祖父・父・御自身も大臣。大変な方に胸を借り続けた20年だった」と振り返りました。

 また、利権を配り票と金を集めて返す昭和の政治では「この先やっていけないだろう」と指摘。人口減少社会を迎える中、「この新しい時代の政治を、古い世襲で金権にまみれた人たちに切り開いていけるとはとても思わない。そこで問われるのは私たち(立憲民主党)だ」と述べ、自民党に変わる受け皿を作り直さなければいけないと力を込めました。

 裏金問題について、「氷山の一角」と指摘しつつ、石破首相が総裁選中に次期衆院解散総選挙で裏金議員を公認しないと言っていたものの、公認を容認する姿勢を見せたことについて、「何百万も何千万もポケットに入れ税金も払わず、厚顔無恥だと言わざるを得ない人たちを公認するのか。強く抗議し、撤回を求めたい」と断じ、そういう人たちでは政治改革は行えないとして「新しい力で政治改革をやらせていただきたい」と力を込めました。

 総裁選期間中に石破首相は「党利党略の解散は絶対してはいけない、首相になったら国会で十分審議をすべきだと言っていた」ものの、首相就任後、有言不実行や言行不一致が続いていることから、「こうした政権がこの難しい時代の社会の舵取りをまともに行っていけるはずがない。この政治改革を入口として、社会の正しい変革を出口とする」姿勢を強調しました。

原田ケンスケと語る会IN吉備中央町

 小川幹事長は、石破首相について「(自民党は)目くらましに最もふさわしいリーダーを選んだ。ボロが出ないうちに1番早いタイミングで衆議院を解散して総選挙を行い、煙に巻いて逃げ切ろうという一連の流れで、まさにこの裏金問題を忘れさせ、薄れさせるための戦術であったと言わざるを得ない」と断じました。 その上で「(総裁選期間中に)党利党略、政治利用の解散をしてはいけないと最も正論を吐き、予算委員会に全閣僚が出席してさまざまな問いに誠意を持って答えると公言し続けてきた」と指摘。また、「裏金議員を公認するわけにはいかないと最初に言ったのは石破首相だ」として、首相就任後に対象者全員の公認を容認する姿勢を見せていることについて憤りをあらわにし、「さらなる厳罰化と政治資金の透明化によって本気で政治改革を断行していくことをこれから強く訴えていく」と力を込めました。

 イギリスで14年ぶりに一般庶民や労働者階級を支持基盤とする労働党政権へと政権交代が行われた経緯などに言及し、「大事なことは10年、15年経ったら選手交代だ」と強調。これによって「政治が浄化され、そして雇用や暮らし、地域に関わる政策の軌道修正が行われていく。日本に必要なのはこのシステムだ」と見解を明かにしました。 課題が山積する日本の現状に触れながら、「次世代に対して顔向けできるような政治と社会をいよいよ本格的に作り上げなければならない」と意気込みを語りました。

 最後に、原田総支部長について「やがて日本を背負う次世代の中心人物。さまざまな問題を国政の現場でしっかりと共に背負って参りたい」と決意を示しました。