野田佳彦代表は10月11日、山岸一生・東京9区総支部長、五十嵐えり・東京30区総支部長とともに、東京都内で街頭演説会を開きました。

 山岸総支部長はまず、クリーンで公正な政治をと願う地元有権者の後押しで国会に議席を得て以来3年間、国会での質問に最も力を入れ、地域を歩いてたくさんの声を国会に届ける活動ができたことについて、感謝を述べました。その上で「この3年間、物価が上がって生活が苦しい、頑張っても給料が上がらず雇用が不安定、年金が目減りしていく、そういう思いでみんな暮らしているのに、政治家は裏金をつくり、税金をちょろまかして、自分のことばかり考えている。そんな政治をこれ以上続けるわけにはいかない。政権交代こそ最大の政治改革であり、最強の経済再生、成長戦略だ」と力強く訴えました。 

 弁護士資格を持ち、小西洋之参院議員の秘書を4年間務めた東京30区総支部の五十嵐えり候補。「私はたまたま親に勉強する環境を与えてもらって司法試験に挑戦することができたが、同級生には家庭の事情で夢をあきらめざるを得ない人が大勢いて衝撃を受けた。意欲も能力もあるのに学ぶことができないことがあっていいのか。私はこれを変えたい。社会問題を変えるのは政治しかないと思って都議会議員に挑戦した」と原点を振り返り、国政については、「自民党の旧統一教会問題も裏金問題も何も解決しないまま解散総選挙が予定されるような今の状況を許してはいけない」と指摘。「不登校になって学校に行けない悩み、非正規労働で15年間正社員に就けない悩みも感じてきた。私にしか届けられない声があると信じて東京30区の総支部長に就任した。皆さまと同じ目線でこの国の法律、制度を変えていきたい」と力を込めました。


 野田代表は、「自分が総理になったら与野党で論戦し、判断材料が揃ってから国民に信を問う」と言っていた石破総理が、急に戦後最短の解散総選挙に突き進んだのは「裏金問題に蓋をしたいから。『裏金隠し解散』だ」と述べ、「組織ぐるみで裏金を作っていた自民党に鉄槌を下すのが今回の総選挙だ」と厳しく批判しました。また、可処分所得を増やして個人消費を喚起するボトムアップの経済政策や教育無償化の必要性に触れ、「政権交代とは、予算哲学の異なる政党が政権を握り、お金の使い方を変えるということだ。政権交代で政治を正し、格差をなくしていきましょう」と、政権交代の意義を強調しました。