野田佳彦代表は10月13日、岡本あき子・宮城1区総支部長、鎌田さゆり・宮城2区総支部長、柳沢つよし・宮城3区総支部長、安住淳・宮城4区総支部長とともに、宮城県JR仙台駅東口で街頭演説会を開きました。司会は石垣のりこ参院議員が務めました。

 岡本総支部長は、「私たちは、能登の(復旧・復興のための)補正予算を組もうと提案したが、石破総理は、選挙を優先するために予算委員会の開催を拒んだ。地方創生と言っていた石破総理、言ったこととやることが全く違うのではないか。この総理に地方を任せるわけにはいかない」と述べました。その上で、「地域が元気にならなければ日本に活力は生まれない。立憲民主党は、現場主義、地方主義、そして地域から政治を変えていく」と訴えました。

 鎌田総支部長は、「政権交代すれば何が変わるのか。それは、税金の使い方が変わる。私たちが納めている税金。もっとまともに使っていかなければならない」と訴えました。また、「日本には3食べられない子どもがいる。奨学金という借金を背負っている若者がいる」と述べ、「人こそ宝。日本の教育予算を世界ナンバーワンに押し上げていこう。若者が安心して学び、結婚して子どもを産み育てられる社会を作りたい」と力を込めました。

 柳沢総支部長は、「いま政治が腐敗しきっている。政治家は脱税しても許されるのか。宮城3区の元自民党議員は3年で554万円の裏金。それに対して何の説明もない。追及していきたい」と厳しく断じました。そして「明るい未来のために腐ったものは変えていかなくてはいけない。ダメなものはダメ。そのために一番効果的なのは政権を変えることだ」と、声高く語り掛けました。

 安住総支部長は、私も野田代表も失敗と挫折の政治家だ。(2009年に)政権交代をしたけれど長くは持たなかった。悔しい思いをしたと述べた上で、「この政治状況を打破するには自民党にお灸をすえなければならない。野党を育ててほしい。1強を壊せば政治は変わる。私は国民の皆さんに問いたい。皆さんは自民党の不正と腐敗にまみれた政治より、われわれ野党にもう少し力を蓄えさせていただいて、政権交代をしませんか」と、聞き入る聴衆に向けて訴えました。

 仙台ではいま、お祭りをしているようだが、政(まつりごと)も、今大事な局面に入ってきたと述べた野田代表は、「民主党政権時代に行った『高校の授業料の無償化』『子ども手当(現在は児童手当)』は間違いではなかった。当時、あれほどバラマキだと批判した自民・公明含め、今では各党とも拡充していこうと言っている。つまり、10数年に1度は政権交代をしなくてはならない。税金の使い方を変えること。それが正しいことならば、反対した政党もその路線を継承せざるを得なくなる。政権交代とはそういうこと」と話し、皆さんの力で政権を変えようと、詰めかけた支持者・聴衆に訴えました。