小川淳也幹事長は10月12日、鹿児島中央駅で川内ひろし・鹿児島1区総支部長、長崎県諫早市で山田勝彦・長崎2区総支部長、同佐世保市ですえつぐ精一・長崎3区総支部長と街頭演説を行いました。
川内ひろし総支部長は、世界情勢、物価や金利の上昇などの影響を受けて年金や給料が目減りし、真綿で首を締めるように国民の生活が徐々に厳しくなっている状況下で裏金問題が発覚したことについて、「自民党の議員は庶民の方に渦巻くそういう不満や怒りというものを分かっていない」と指摘。
「いい加減な、庶民の心を分かっていない政治だから、外から変えなきゃいけない。私たちが変えなきゃいけない。そのためにこの総選挙があるし、そのためにみなさんの一票一票の力が必要だ」と集まった聴衆に語りかけました。
山田勝彦総支部長は、自身が国会で、農家への直接支払いの所得補償の実現に向けて取り組んでいることを挙げ、この国の食料安全保障を担う農家や漁師の所得を向上させ、後継者が育つ農林漁業へと変えていきたいと力を込めました。
また、長崎県と都市部の賃金格差を埋める必要があるとの問題意識を示し、物価高を上回る賃上げのための政策が必要だとして、企業の社会保険料の負担を国が直接公的に支援していきながら、最低賃金を段階的に1500円まで引き上げていくと、具体的な政策を示しました。
今回の衆院解散については「大義のない裏金隠し解散」とし、長崎県民が裏金議員を許すのか、許さないのかが問われているとの認識を示し、腐敗した今の自民党の金権政治を大掃除する総選挙にしていこうと強調しました。演説の最後には集まった聴衆と共に、「もう変えんば!」と拳を突き上げました。
長崎県佐世保市出身のすえつぐ精一総支部長は、今回の衆院選はこの3年間の自民党の政治、物価高対策や自民党の裏金問題への対応をどう判断するかの戦いであるとの認識を示し、国民の生活から離れた政治、金と権力にまみれた政治が続くのか、それとも立憲民主党が掲げる、国民の生活を第一に考える政治に変えていくのかと問いかけました。
かつて長崎県第二の都市である佐世保市は所得も県内第2位であったものの、現在では長崎県全体の平均以下になっていると指摘。これまでの政治を引っ張って来た利権を守る政治ではなく、暮らしを大事にする政治に変えるための、まさに選択の時であると語りました。