野田佳彦代表は10月14日、安藤じゅん子・千葉6区総支部長が松戸市内で開催したタウンミーティングに参加。その後、富里市で、みやかわ伸・千葉13区総支部長、JR新浦安駅前で矢崎けんたろう・千葉5区総支部長と街頭演説を行いました。

■安藤じゅん子・千葉6区総支部長

 安藤総支部長は、松戸市議会議員1期を経て、千葉県議会議員となり、3期目の半ばで国政を目指した理由について、「これまで県議の仲間らと県民生活の向上に資する取り組みに努めてきたが、国を見れば、今まさに裏金問題、脱税事件が起きている。旧統一教会との不適切な関係についても市民が本当に怒っている。しかし、自民党は新政権になっても中身が変わらないのであれば、もう黙ってはいられない」と明かしました。その上で、「自民党を変える、自民党政治を倒す!そして政権交代でまっとうな政治を、皆さんが明日に希望が持てる政治を目指す」と力を込めました。

■みやかわ伸・千葉13区総支部長

 みやかわ総支部長はまず、「前回の衆議院選挙で惜敗して以来3年間、地域を回り、多くの皆さんの声を聴いてきた」と述べました。続けて、千葉県は農業県でもあり、演説会場がある富里市はスイカやニンジンの栽培が盛んなことにも触れ、「私たちは適切な防衛費は必要と考えているが、同じ安全保障でも防衛の予算に比べて、食料安全保障を支える農林水産政策の予算はかなり少ない。今年は食料・農業・農村基本法が改正されたが、まったく不十分な改正で、今のままの農政では日本の食を守れない。自民党にはできない、20年後の日本を担う子どもたちや若者の食を守るためにも政権交代を実現したい」と、力を込めて訴えました。

■矢崎けんたろう・千葉5区総支部長

 矢崎総支部長は、千葉県議会議員に当選する以前は銀行員として働いていた経歴にも触れながら、「経済を強くして、分厚い中間層を復活させたい」と訴えました。その上で、「所得を増やすには賃上げが重要だが、中小企業が急に時給を上げるのは簡単ではないので、まずは社会保険料の会社負担分を国がしっかり補助していく。今は将来不安から、所得を貯蓄に回す人も多い。医療、介護、障がい福祉、教育といったベーシックサービスを拡充し、国が責任を持って提供することで、所得が増えれば個人消費に回る。それによって経済の好循環を起こす政治に変えていきたい」と、政権交代の意義を強調しました。

■野田佳彦代表

 野田代表は、今回の衆院解散が「裏金隠し解散」だと強調。石破総理が「新しい政権ができたらすぐに信を問わなければならない」と発言していることについて、「そんな伝統もルールも何もない」と否定しました。そして、裏金問題で非公認となった自民党の前衆院議員らについて、「選挙で当選したら、『禊(みそぎ)が済んだ』ということで(石破総理は)追加公認するつもりだ」と指摘。その上で、「総裁が変わっても、総理が変わっても、自民党の金権政治は変わらない。ならば政権交代が最大の政治改革だ」と聴衆へ呼びかけました。