衆院選公示日となった10月15日午前、野田佳彦代表は、東京24区で立候補した有田芳生候補と八王子駅北口で「第一声」を行いました。自民党の裏金問題、統一教会との関係を許せないという多くの市民が結集。公示日の15日は、全国各地で自民党の裏金議員がいる選挙区で、立憲民主党の幹部が「第一声」を行いました。

■東京24区・有田芳生候補

 有田候補は、「働く人たちが報われない社会を、この総選挙を通じて大きく変えていかなければなりません」と強調。自民党議員が「裏金作り」をし、第二次安倍政権の発足時にアベノミクスが続けば「10年経てば国民の皆さんの所得は150万円上がります」と言っていたにもかかわらず、多くの国民の実質賃金は「下がりっぱなし」だと批判しました。

 その上で、「裏金」だけでなく「統一教会というカルト教団にもべったり」の政治を終わらせ、市民の皆さんと共に「新しい日本」を全力でつくっていくとの決意を表明しました。

 野田代表は、「第一声」の地として八王子を選んだことについて、相手候補が裏金議員で、統一教会から「裏で支援」を受けていた「八王子に根を張っている強敵」だからだと強調。また、この総選挙は石破総理による「裏金隠し解散」であるがゆえに、このまま裏金問題を「隠してはいけない」として、この選挙戦において「大きな争点」だと厳しく指摘しました。

 その上で、「裏金議員を(統一教会が)裏から支えるという『裏、裏、裏』の自民党政治に決別しようではありませんか」と訴えました。

 さらに、相手候補は自民党公認ではないが、自民党の第24区総支部長のままだとして、党から領収書が不要の「政策活動費」が渡され「裏から助ける」可能性があると厳しく指摘。「裏金議員を裏から助ける、そして裏の組織(統一教会)からの支援も受けている、『裏、裏、裏の自民党』の政治文化を八王子から壊していこう」と呼びかけました。