野田佳彦代表は10月15日、兵庫県明石市のJR明石駅前で兵庫9区・橋本けいご候補と、その後福井県敦賀市のJR敦賀駅前で福井2区・つじ英之候補と、それぞれ街頭演説を行いました。

■兵庫9区・橋本けいご候補

 35歳4児の父であり立候補の直前まで兵庫県議を務めた橋本候補は、「政治不信の払拭、裏金問題を許すのか、許さないのか。この兵庫9区は裏金問題の震源地とも言える場所。橋本けいごは1人の有権者として、そして政治に関わるものの1人として、政治不信が招かれている状況を許すことができません。今こそこの国の政治を変えていく。誰も出ないのであれば、問題意識を強く持っている橋本けいごが挑戦をすべきと思ったのが国政挑戦を決めた1番の理由です」と立候補した理由を話しました。さらに「私たちは未来に対して責任を負っています。この国の政治、社会を子どもたち、そしてその孫たちの世代へ引き継いでいくためにも、まずは政治の信頼回復が1番大切だ」と訴えました。

 野田代表は、兵庫9区で裏金問題により自民党から公認を得られず立候補している相手について「安倍派の幹部を務め、 閣僚も経験し、党の役員を務めた、まさに地域に根を張った大物」と触れました。強力な相手に挑戦する橋本候補に対し、「巨大な壁に挑もうとしている若い県議会議員出身者が出てきた。嬉しくて嬉しくてしょうがありません。この勇気ある挑戦を、ぜひ結果を出すようにしてほしい」と激励しました。野田代表が県議会議員を経て、36歳の時に衆院議員になったことを紹介し、「昔の自分を思い出すと同時に、昔の私よりもはるかに志が高い。さすがに泉房穂・前明石市長の愛弟子だけはある。本当に将来有望な若き候補者だ。ぜひ、皆さま、お育ていただきますように、心からお願いします」と橋本候補への支援を呼びかけました。


■福井2区・つじ英之候補 

 つじ英之候補はJR敦賀駅前での演説で、立候補に至った理由として、「この裏金事件を許せないと思った、国民のひとりとして。やりくりして税金を納めているのに、権力者たち、強い人たちは脱法、脱税を繰り返して懐に入れて。説明もせずにも開き直る。こんな政治が、社会があってもいいのか」「能登半島地震では福井でもかなり揺れた。親を避難させようと思ったが、要介護5で車椅子では避難所に連れていけないと諦めてしまった。この国は弱い人たちがより弱くなって犠牲になる社会になってしまった」と話し、劣化を続ける政治を変えるため、現場からもそうだが直接政治に関わって変えていくと、ところどころ手話を交えながら強く訴えました。