枝野幸男最高顧問は10月19日、南海堺東駅前で大阪16区・森山ひろゆき候補、JR高槻駅南口で大阪10区・尾辻かな子候補と街頭で訴えました。

■大阪16区・森山ひろゆき候補

 森山候補は冒頭、駅頭のタクシードライバーの皆さんにご挨拶。ライドシェアをめぐる「規制改革」の問題点を指摘しました。その上で、いまだに「儲からないビジネスモデル」であるカジノを進めているのが大阪だと強調。「利権としがらみで身動きが取れなくなっている」自公政権や大阪の政治を「大掃除」するために、「政権交代で次の政治をつくっていこう」と訴えました。
 また、森山候補は、党の災害・緊急事態局を担ってきた経験があり、「災害対応や危機管理」についても実績は十分だと訴えました。

 枝野最高顧問は、この30年間の「改革」は、「規制緩和で競争しろ、小さな政府にするから民営化しろ、この一辺倒」だと強調。その結果が、実質賃金が上がらず、人口減少を招いていたとして、「時代遅れの改革を大掃除しよう」と訴えました。

■大阪10区・尾辻かな子候補

 尾辻候補は、この10月から2900品目の食品が値上がりしたが、「皆さんのお給料は上がりましたか」「年金は上がりましたか」と集まった皆さんに呼びかけました。その上で、自民党議員は裏金をたくわえ、多くが世襲であり、「私たちの生活の苦しさがわからない」と強調。利権のためではなく、未来の希望のために、「ええかげん、こんな政治を変えよう」と訴えました。

 さらに、自身も地元の高槻市で9月まで介護の現場で働いてきたが、医療、教育、保育、公共交通などの現場は「人手不足で大変だ」と厳しく指摘。現場に「自己責任だとして努力を押しつける」のではなく、働く人の給料を底上げするには「政府の努力こそ欠かせない」と訴えました。その上で、防衛増税や大阪のカジノに税金をつぎ込むといった税金の「ムダ遣いに切り込む」と述べ、ライドシェアなど「見せかけの規制改革」ではなく、「多様性こそ社会を変革する力」だと訴えました。

 枝野最高顧問も、「現場を知る尾辻候補を何としても押し上げてほしい」と訴えました。