野田佳彦代表は10月22日、西武入間市駅南口ですぎむら慎治・埼玉9区候補と、東武春日部駅西口で三角そうた・埼玉16区候補と、JR浦和駅東口でたけまさ公一・埼玉1区候補と街頭演説を行いました。

■すぎむら慎治・埼玉9区候補

 今回で3度目の挑戦となるすぎむら候補は、先進諸国であるG7のなかでほとんど経済成長していないのは日本だけと指摘。これは政権与党である自民党の責任だと批判し、「しっかりと給料を上げていく、それが最大の経済政策だ」と強調しました。

 また、相手候補が裏金議員であることに触れ、裏金議員に「われわれの生命・財産を預けることはできない」と一蹴。「私の政治活動に裏金は必要ない。9年間の活動で皆様からいただいたお声が、すぎむら慎治にとっての財産だ」と語り、新しい政治をつくるため、裏金議員と真っ向勝負すると強い決意を示しました。

■三角そうた・埼玉16区候補

 三角候補は、物価高に言及。食べ物、ガソリン代、電気代、ガス代が非常に高止まりをしていると指摘。「物価が上がりすぎて、(国民の)生活が苦しく、厳しくなっている状況だ」と強調し、「是非ともこの春日部から経済政策を変えさせていただきたい」と力を込めました。その上で、自身の経歴に触れ「公認会計士、税理士、銀行員としてこれまで仕事をしてきた経験があるからこそ経済政策もきちんと前に進めることができる」と意気込みました。

 また、「医療保険、健康保険の制度、これをしっかりと守っていかなければいけない」と強調。医療保険の自己負担額が高くなっていることについて、受診を控えることで後に重大な病気が見つかる可能性があると指摘。「このような医療保険のあり方についてしっかりと見直しをさせていただきたい」と責任感をあらわにしました。

 「生活に寄り添った経済政策を前に進め、医療保険の制度も守る。このことを是非ともお約束をさせていただきたい」と意気込みました。

■たけまさ公一・埼玉1区候補

 元衆院議員のたけまさ候補は、今回の総選挙について、自民党が党利党略のために急な解散を強行したために準備が間に合わず、投票券が届かない事例が全国で相次いでいることを問題視。「国民の皆さんに投票券が届かないうちにいつの間にか選挙が終わってしまえばいい。これが(自民党の)本音ではないか」と指摘しました。 続けて、「この12年間で経済や生活は本当に良くなったのか」「あちらこちらで物価高をなんとかしてほしいと悲痛の声が上がっている」と集まった聴衆に語りかけ、今回の選挙は自公政権にとっての試金石となる選挙だとし、「歴史を塗り替えることができるのは、有権者の皆さんの投票」だと訴え、自身への支援を求めました。

■野田代表

 野田代表は、今年のノーベル経済学賞受賞者の著書で「民主的で公正な政治制度がないと国家は衰退する」と検証されていることを取り上げ、企業・団体献金をする特定の企業のための不公正な政治のままでは「日本の経済発展はない」と断言。「税金の使い方を変えるのが政権交代の意義」であるとして、大企業のための金融緩和で物価を上げるのではなく、異次元の人への投資を行うため「経済政策の転換をさせていただきたい」と訴えました。

 野田代表はまた、埼玉7区・こみやま泰子候補、栃木4区・藤岡たかお候補と街頭活動を行いました。