野田佳彦代表は衆院選挙ラストウィークデーとなる10月25日、激戦を繰り広げる千葉3区・岡島かずまさ候補、神奈川18区・そうの創候補らの応援に入り、街頭演説を行いました。
■千葉3区・岡島かずまさ候補
元衆議院議員(3期)の岡島候補は、自民党政治によって日本の民主主義や経済力などが失われたと主張しました。失われた民主主義については、本来ならば国会で十分に議論を重ねた上で進めるべき安保法制など、国の行方を左右しかねない大きな問題が次々と閣議決定で決められることに危機感をあらわにし、「民主主義の目的はどこへいったのか」と指摘しました。加えて、やりたい放題の自民党が裏金問題を引き起こし、政治倫理を失っていると断じました。また、失われた経済力については、「円安や物価高で大変なことになっている。賃金も30年間上がっていない」と述べました。その上で、このまま放置していいわけがないと語り、「皆さんとともに日本を作り直していきたい」と聴衆へ呼びかけました。
■神奈川18区・そうの創
若い力で本気の政治改革を訴えてきた31歳のそうの候補は、「何のしがらみもないからこそできることがある」とアピール。神奈川18区おける旧統一教会との癒着に触れ、「問題なのは一部の宗教や特定の利益団体のために政治の決定が歪められていること」と指摘し、「私たちのもとに政治を取り戻す」と意気込みました。
また、「政治への思いの原点は10年弱にわたる家族の介護経験」と述べ、「どんな方の人生にも自己責任という言葉ではどうしようもないことが起きる。子育て、教育、病気、さまざまなお悩みにぶつかったときに、しっかりと公共サービスが皆さんのお手元に行き届くような政治こそ今は求められている」と訴えました。
■野田佳彦代表
野田代表は、残りわずかとなった選挙戦を踏まえ、「自民党の過半数割れは間違いないだろうというところまできている。でも、そこで止まってはダメ。自民党と公明党の過半数割れまでなんとしても持っていきたい」と訴えました。その上で、今日は特に大接戦の選挙区を選んで応援に入っていると述べました。
また、「どうしても触れておきたいのはやはり裏金問題」だと述べ、今回の衆院選で自民党が非公認にした裏金議員らに2000万円を渡していたことについて、これまでに「裏(金問題)、裏(金隠し解散)と続いた上で、また裏(公認料)なのか」と指摘。自民党に反省をさせなければいけないと主張し、「そのためにも政権交代が必要だ」と、立憲民主党への支援を呼びかけました。
野田佳彦代表はまた、千葉4区・水沼ひでゆき候補、千葉5区・矢崎けんたろう候補、千葉6区・安藤じゅん子候補、千葉13区・みやかわ伸候補と街頭活動を行いました。