第50回衆院総選挙の投開票が10月27日に行われ、能登半島地震・豪雨の被災地である石川3区の立憲民主党公認、近藤和也候補が自民党候補を破り、2009年の総選挙以来の小選挙区での勝利となりました。

 午後8時に当選確実が報じられると、支持者から歓喜の声が上がりました。事務所に駆けつけた近藤候補はあいさつし、能登半島の地震・豪雨による「被災地の代表として、まず石破内閣が解散総選挙を行ったことに強く抗議を申し上げたい」と強調。被災地の復旧・復興に「与党も野党も関係ない」とした上で、政府は予備費で何度も支出するのではなく、補正予算を「しっかり組んで、国がバックアップしているという安心感を被災地の皆さんにもってもらいたい」と述べました。

 また、選挙期間中、被災者から聞いた声をメモした手帳を見ながら、「皆さまの切ない辛い苦しい思いをたくさん伺った。私が希望の光になれるよう共に歩んでまいりたい」と述べました。

 さらに、「一部損壊」や「準半壊」の方々は、「支援がほとんど受けられない」と指摘し、「住まいの確保が必要だ」と述べました。石川県内の中小企業・小規模事業者等の復旧費用を補助する「なりわい再建支援補助金」についても、「対象外の事業者が多く、手続きも簡素化すべき」と述べました。その上で、被災者の要望は「一人ひとり違うので、しっかり寄り添っていきたい」と強調し、「被災地のために一所懸命、これからも尽力していきたい」と力を込めました。