野田佳彦代表は11月29日、国会内で、石破総理大臣が所信表明演説をした衆院本会議終了後に記者団からの取材に応じました。
石破総理の演説において政治改革に関する内容が後半に触れられていたことについて受け止めを問われると、「政治改革を推進しようとする意欲、覚悟というものを残念ながら感じることができなかった。あまり反省していないのではないかと言わざるを得ない。羅列した項目についても本当の抜本的な改革につながるとはとても思えない内容だ。その点においては極めてがっかりした」と所感を述べました。今後、どのような国会論戦をしていくかという質問に対しては、「経済政策、外交含めて時間を取って議論をしたい。所信表明演説があまりに薄味だった。どこをどう攻めていこうか迷うぐらいだが、逆に問題提起をしながら予算委員会では良いバッターを揃えて充実した審議をしたい」と話しました。
石破総理が企業・団体献金の廃止について触れなかったことについては、「このままでは改革に値しない。私たちは、自分たちの案をできるだけ多くの政党に声をかけて法案を提出していきたい。企業・団体献金の廃止は明確に位置付けて論戦に臨んでいく」と表明しました。
前回の所信表明演説では「ルールを守る」という言葉を連呼し、10月の衆院解散は「日本創生解散」と名付けていたにもかかわらず、今回の演説では出てこなかったことを指摘し、「使う言葉が軽すぎて貫くものがない。そういうところを厳しく追及したい」と述べました。
「企業・団体献金の廃止は明確に位置付けて論戦に臨む」石破総理の所信表明演説後に野田代表
2024年11月29日