立憲民主党は12月12日、野田「次の内閣」第6回閣議を国会内で開催しました。

 冒頭のあいさつで野田佳彦代表は、同12日の衆院本会議での令和6年度補正予算案の採決について、立憲民主党の修正案提出により、「1000億円の復旧・復興のための予算」の積み増しを「勝ち得たのは画期的なこと」と評しました。「被災地の皆さんに少しは安心を届けることができたと思う。これは大きな成果であった」として、党提出修正案の策定に尽力した能登が地元の近藤和也衆院議員を始めとする議員らを労いました。

 政府提出の補正予算案については、「規模ありき」で進めてきたことや、緊要性が必要な補正予算であるのに中期的な支出である「基金を積み増す」手法を批判し、「補正の組み立てとして根本的に間違っている。われわれは筋を通して反対した」と強調しました。

 最後に野田代表は、党提出修正案が政府原案と並行して審議された衆院予算委員会を「長い政治経験のなかであまり見たことのない場面で感動した」とふり返り、質疑や答弁に立った党所属議員の雄姿をたたえ、「これからも頑張っていきましょう」と締めくくりました。

1.報告事項

(1)持ち回り審査結果(内閣提出法案、議員立法等)=すべて賛成

【内閣提出法案】
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案
特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案
検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案
防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案
国家公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案
地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案

【議員立法等】
国会議員の歳費、旅費及び手当に関する法律の一部を改正する法律案
国会職員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案
国会職員の給与等に関する規程等の一部を改正する規程案
国会職員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案

(2)令和六年度補正予算案に対する修正案について 《概要と取り扱いの報告 》
(3)一任結果報告(本日結果報告済)
令和6年度補正予算案
委員会:立憲修正案=賛成 自公修正案=賛成 原案=反対
本会議:補正予算案(自公修正案が溶け込んだもの)=反対
地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案=賛成

2.審査事項

【国会同意人事審査】
(1)国会同意人事について 《カジノ管理委員会委員長1名、同委員2名を不同意とし、そのほかは全員同意》

【議員立法審査】
(2)災害対策基本法及び災害救助法の一部を改正する法律案 《賛成》
(3)健康保険法及び高齢者の医療の確保に関する法律の一部を改正する法律案(薬価改定原則2年化) 《賛成》
(4)中小企業正規労働者雇入臨時助成金の支給に関する法律案(社会保険料・事業者負担軽減法案) 《賛成》

【衆参農林水産委員会決議】
(5)令和七年度畜産物価格等について 《一任》

【政策審査】
(6)2025(令和7)年度税制改正に関する主要提言(案) 《一任》