衆院政治改革特別委員会で12月16日、立憲民主党提出の政治改革関連法案などについて質疑が行われました。

 質問に立った後藤祐一議員は(1)公開方法工夫支出(2)第三者委員会――等について質問しました。

(1)自民党提出法案に含まれる一部の支出先を非公開にできる「公開方法工夫支出」に関連して、後藤議員は2023年の各政党において「公開方法工夫支出」に該当すると思われる支出の有無を確認しました。

 自民党・提出者の小泉議員は「2023年あたるものがあるかは正直、提案者では具体的な運用については分からないのが正直なところ」と答えました。

 後藤議員は、それでは「立法事実がない法案だ」と指摘しました。

 立憲民主党・提出者の本庄議員は、立憲民主党は「『公開方法工夫支出』に該当すると思われる支出はない」と答えました。

(2)自民党は政治資金の監査役を担う第三者機関について、後藤議員は「どうやって審査するのか」「どんな基準か」と問いました。自民党・提出者の長谷川議員は「監査の方法は今後決める。皆さまからいただい議論を踏まえつつ、監査の具体的な方法について定める」と答えました。

 後藤議員は「熟議と公開。公開の場で熟議をしているのに、結局答弁できない」「答えられないことが明らかになった」と述べました。

 後藤議員は公明党に「公明党は自民党の政策活動費の入った公開方法工夫支出に賛成か」と問いました。公明党の中川議員は「まさしく本委員会で審議中。現在で正式な手続きを経ていないので答えられない」と答弁するにとどまりました。