野田佳彦代表は12月24日、全国から一般公募・選抜された高校生らが、各党の政治家らと政治に対する考えを深めることを目的とするイベント「全国高校生未来会議」に参加し、講演と質疑応答を行いました。各党代表者の講演後、高校生たちがそれぞれ「どの党が良かったか」を投票した結果、立憲民主党が参政党と同率で「第1位」となりました。
野田代表は冒頭、自身の少年時代のエピソードを紹介。「シャイで臆病」な少年だった自分と比較して、「政治に関心を持ってどんどん発言されている皆さまを驚きを持って見ている」と話しました。
また、政治の世界の慣習にも言及。党内で意見が割れたとしても党の方針には抗えない「党議拘束」の是非を含む政党の在り方や多数決など、「(政治の)根源的なことを若い感性で考えていただければ」と話しました。
講演の最後には、選挙制度改革について話しました。野田代表は「女性や若い人がチャレンジできるように」として、女性の政治家を増やすことや、各選挙の被選挙権年齢の引き下げを実現したいとしました。また、世襲議員については、100年近くも同じ家系から政治家が出ている例があるとし、「(世襲議員も)3世から4世になってきた。ルパンだって3世まででしょう」と発言し、会場の笑いを誘いました。
講演終了後には質疑応答の時間が設けられ、参加した高校生から「被選挙権年齢の引き下げを早くやってほしい」との要望が飛び出しました。野田代表は「政治と金の問題をはじめ、現在の議論に1つずつ決着をつける必要がある。その上で、被選挙権年齢引き下げを含めたわれわれの案を議論の俎上(そじょう)に載せていきたい」としました。