参院政治倫理審査会で1月14日、裏金問題について自民党議員への質疑が行われ、木戸口英司参院議員が質問しました。
■上野議員に対する質疑
木戸口議員から還付金への認識について問われた上野議員は「耳にした」、清和政策研究会のパーティー券に対しては「自分にとって遠い」といった曖昧な答弁でした。
木戸口議員に教育者としてどう思うかと問われると、上野議員は「こういう事件に巻き込まれてしまって」「私自身から始めたのではない」と自身の責任には言及しませんでした。
■江島議員に対する質疑
木戸口議員は、これまでの自民党の裏金議員の政倫審への対応について「各議員全部一緒。横並びの姿勢が今の事態を深刻化させている」と指摘しました。
木戸口議員が還付金を受け取った秘書に法違反の認識はあったのか確認したところ、江島議員は「全くそういう認識がなく銀行の口座に入金した」と述べました。
これに対して、木戸口議員は「認識がないというのは、30年の議員生活の積み重ね、政治資金の中で領収書のやりとりがないことは特異な話。法違反の認識がないというのは、にわかに信じられない」と批判しました。