小川淳也幹事長は1月25日、青森県内の豪雪被害地域である青森市、弘前市を訪れ、被害状況の視察や、現地住民との座談会を行いました。党青森県連から、升田世喜男、岡田華子両衆院議員、田名部匡代参院議員も視察に参加しました。

被害状況を視察する小川幹事長、升田議員、田名部議員

 青森県内では、昨年12月から1月にかけて例年をはるかに上回る積雪を記録しています。とりわけ津軽地域では倒壊家屋が出るなど住民の生活に多大な被害が生じており、除雪作業に従事している住民が負傷したり、亡くなったりする事故も発生しています。

 また、現地農家では積雪の重みでりんごの枝折れや倒木が発生したり、パイプハウスが倒壊したりする被害も出ています。

積雪で倒壊したビニールハウス

 弘前市内の文京地区では、現地住民の方々と座談会を行いました。冒頭、あいさつに立った岡田衆院議員は、毎年豪雪被害を受ける地域の状況を踏まえつつ、「この雪国の性格をどうやって若者や女性にとって魅力的なものに変えていくのか。立憲民主党が次に政権を取った際の地域づくりの参考にしてもらうために幹事長に来てもらった」と話ました。

文京地区での座談会の様子

 座談会では住民の方々から、「通学路がすごく危ない。子どもたちが歩く道路もないし、除雪でできる雪壁のせいで道路から子どもたちの姿が見えない」「駅前でも(積雪で)歩く道がない。(雪の影響で)夜の飲食店もお正月が終わったらガタっと暇になった。経済的に雪に取られてしまっている」との声が出ました。

 小川幹事長は、「雪下ろしで亡くなった方もいらっしゃる。いかに冬の雪国の暮らしが、重く切ないものであるかということを痛感した。お預かりした思いやお考えは、24日から始まった通常国会で議論に落とし込んでいきたい」と話し、座談会を締めくくりました。