小川淳也幹事長は2月4日、国会内で定例記者会見を開き、(1)参考人招致を議決された旧安倍派の会計責任者から出席を控えたいとの回答が示されたこと(2)衆院予算委員会質疑――等について語りました。

(1)旧安倍派の会計責任者の参考人招致の動向

 小川幹事長は衆院予算委員会で参考人招致を議決された旧安倍派の会計責任者から出席を控えたいとの回答が正式に伝えられたことについて言及。「全く実態解明がされていませんし、責任追及もあいまいです。与党側において石破総理のリーダーシップのもと、真相解明に向けて非常に重要な一手であるという前提に立ち、全力を挙げて参考人招致の実現にご努力をいただきたい」と注文をつけました。「誠意をもって対応いただきたいと思う」と語り、一義的には与野党国対委員長間で十分に協議し、その後は野党幹事長会談の呼びかけ等を含めて全党を挙げて取り組んでいく考えを示しました。出席を拒否する理由として与党側が民間人であると主張している点について「議員ではない、公人ではないということはその通りだと思うが、かたや永田町界隈の方で純然たる民間人とは言えませんから、ぜひご対応をいただきたい」と強く求めました。

(2)衆院予算委員会質疑

 本日で3日目となった令和7年度政府予算案に対する基本的質疑について小川幹事長は、立憲民主党の質疑者がさまざまな課題を議論している点を取り上げ、「高額療養費の見直し等において世間からも大変注目をいただいているところです」と語りました。

 そのうえで「早々に与党側が修正協議を前提にした答弁をされるということは、やはりこの国会が前国会から自公の過半数割れとなっていることの象徴」だとの見方を示し、近々修正提案を具体的に行っていくことになるとの見通しを語り、「ぜひ多様な民意を反映した予算案ということで歴史的な協議なり歴史的な着地を図りたいと思っています」と述べました。