野田佳彦代表は2月1日に岡山県を訪れ、夏の参院選に党公認で立候補予定の國友彩葉(現・岡山市議)とともに記者会見を行いました。会見には岡山柚木県連代表である柚木道義衆院議員も参加しました。

■柚木道義衆院議員

 冒頭、あいさつに立った柚木議員は國友さんについて、少子化や教員不足など子どもに関する問題に市議会で取り組んできたとしつつ、「国が変わらないと変わらない問題もある。国政を変えることで岡山県、岡山市に恩返しをしたいんだという強い意志を感じた」と紹介しました。

 一方で、野党候補一本化についても意欲を示し、「岡山が象徴的な選挙区になれるように」と話しました。

■野田佳彦代表

 野田代表は、國友さんに子どもがいることと教員免許を持っていることを踏まえ、「子育て世代、教育分野の代表として立憲民主党の仲間となり、論陣を張ってもらいたい」とエールを送りました。また、國友さんと自身の長男が同い年であることが会見前の昼食会で判明したと報告。「短期間で急に親心が湧いてきた」と話して会場を和ませました。

 また、岡山県選挙区は「中国地方5県の中で、1人区として十分勝負になると思う」とし、「党としても必勝区として後押しをしていきたい」と話しました。

■参院選公認候補予定者・國友彩葉さん

 國友さんは、自身が政治家を志したきっかけを教育現場で経済的に苦しい家庭と関わったことだとし、「できる限りのサポートをしてきたが、現場だけでは変えられない課題があることを痛感した」と思いを語りました。また、政治の道に足を踏み入れた後も、市議会で赤ちゃんを連れた傍聴を拒否されるなど、「議場では子どものことをすごく議論しているはずなのに、子育て世代の声が届いているのかとすごく疑問に思った」と話ました。

 これらの経験をもとに、議場の乳幼児傍聴制限を撤廃することや、市役所新庁舎のベビーキープスペースの設置などに取り組んだとし、「教育や子育てに関する課題は自治体の努力だけではなく、国がサポートをしていかなければならないと強く感じている。市議としてたくさんの学びを得たので、国政に生かしたい」と決意を語りました。