小川淳也幹事長、大島敦企業・団体交流委員長は、2月4日、立憲民主党本部で、経済同友会「スタートアップ推進総合委員会」の辻 庸介委員長(マネーフォワード 取締役社長CEO)と面談しました。面談では、グローバルな競争力を有する企業の創出や、上場後の継続的な事業の成長推進等に向けた政府、大学、国内外関係主体への働きかけなどの活動を通じてとりまとめた同委員会の意見書「スタートアップエコシステムの更なる拡大に向けて」を受け取り、意見交換をしました。
意見交換では、日本のスタートアップ企業がレイターステージ(スタートアップの最終ステージで、事業が安定化し、収益化が実現している状態)到達後に成長が伸び悩む現状があり、その要因として—(1)グローバルで勝てる領域へのリスクマネー不足(2)新産業創出に重要な技術・イノベーションを支える基礎研究力の低下(3)株式上場後に成長するスタートアップが少ない—等の課題が挙げられました。
また、グローバル水準の投資家育成、日本の産業競争力向上に資する分野への予算拡充と次世代研究者への研究費の配分や、上場後の成長を促すためのM&Aの活性化に向けた環境整備等の提言があり、これらに関して闊達な意見交換が行われました。