野田佳彦代表は2月21日、定例の記者会見を国会内で開催。(1)2025年定期党大会(2)令和7年度(2025年度)予算審議――等について発言しました。
冒頭、代表就任後初となる24日の定期党大会について、「この半年間の歩みを紹介しながら、これからより一層みんなで力を合わせて国会で存在感を示し、参院選挙で勝利を目指していくという気勢を上げる会議にしていきたい」と力を込めました。
衆院での予算審議をめぐっては、20日に予定された旧安倍派事務局長の参考人聴取が延期されたことに触れ、「いつできるか分からない状況になっている。当然、約束したことが履行されることがこれからの審議の日程に影響してくると思う。速やかに参考人招致、ヒアリングを終えて進めていかなければいけない」と指摘。政府予算案に対する立憲民主党の修正案については、説明はしたが与党から回答が来ない状況だとして、「修正案を国会に提出し並行審議をして採決に臨むと前々から主張してきており、あらゆることが遅れてきている。きちんと議論の俎上に乗せられるように、多くの要求が貫徹できるよう頑張っていきたい。」「私からはあえて審議日程を延ばして、予算を人質にして衆院通過や年度内成立を阻むつもりはないと申し上げたが、いまもそのつもりは全くないが、残念ながら与党の当事者能力の問題で遅れてきていることは極めて憂慮すべき事態だ」などと述べました。
国連が1975年に3月8日を「国際女性デー」として制定して50年になることに関連し、政治分野での女性活躍について現状の評価と課題の認識を問われると、「残念ながら目標にしていた数には全体として届いていないのは極めて残念だと思う」と述べた上で、「立憲民主党は衆院選挙で女性議員を15人から30人に増やすことができた。全体的な遅れを立憲がカバーをしていきたい。次の参院選挙でも、今女性の候補者比率は4弱なので、もう少し比率を高められるよう頑張っていきたい」と述べました。