小川淳也幹事長は3月4日、国会内で会見を開き、国会で審議中の予算に対する党の対応等について発言しました。

 衆議院で審議中の予算について、「無事に総括質疑が進行すれば、採決。このこと自体、苦渋の判断。さまざまな諸条件を考慮し、代表一任となり、所定の判断に至った」と説明しました。

 予算の採決を受け入れるに至った理由を問われ、小川幹事長は(1)他党の採決態度が明確になったこと(2)審議時間(3)予算の自然成立が見込めない状況になり、ここで参院にバトンタッチすることをもって、緊張感あるやりとりが期待される状況であること(4)高額療養費自己負担上限の引き上げの一部凍結を大幅な政府与党の譲歩として多としたこと(5)裏金事件の参考人招致――等と説明しました。

 高額療養費の自己負担額の引き上げについては、小川幹事長は「国民の不安が増長増幅された非常に重要なテーマ。命に直結する深刻な問題」と指摘し、参議院でも全面凍結を求めていく姿勢を強調しました。