東京都議会議員選挙の開票が続く中、長妻昭代表代行・東京都連会長と手塚仁雄東京都連幹事長、続いて、大串博志代表代行・選挙対策委員長が党本部で記者団の取材に応じました。
長妻昭代表代行・東京都連会長
長妻代行は、選挙戦を振り返って、「われわれとしては、小池都政をチェックする都議会にしていくことを訴え、その切り口が一定程度浸透した。終盤にかけて手ごたえを感じたが、もう少し時間があれば、もっと大きな争点にできた」と述べました。
また、「小池都政は格差の拡大に無頓着。税金の無駄遣いを指摘するとともに、予算を格差是正に使うことを訴えた。そういう都政に作りかえなければならない。しかし、知事与党と呼ばれるところが過半数を占めると、格差拡大が続きかねない」と懸念を表明しました。
今後の都政については、「推薦候補も多いので、会派の数も見極めて考えていきたい」としました。
手塚仁雄都連幹事長
手塚都連幹事長は、「自民党に逆風が吹いていることは最初から感じていた。小池都政にくさびを打ち込める人を都議会に送っていただきたい。野党に力を与えて欲しいと訴えてきたが、このままだと、自民党が引っ込んだ分、都民ファーストが伸びるという皮肉な結果になりそうだ」と述べました。その上で、「結果はどうあれ、われわれは基本は是々非々だが、野党色を強めて、行政監視を強化し、小池都知事と対峙してもらいたい」と力を込めました。
大串博志代表代行・選挙対策委員長
受け止めを問われた大串代行は、「まずは応援してくださった皆さんにお礼を申し上げたい。1人でも多くの候補が勝ち上がってくれることを願いながら結果を待ちたい」と述べました。
有権者の反応について問われた大串代行は、「物価高への関心は非常に強いと感じた。街頭でコメの話を始めると道行く人々が足を止めて聞いてくれた。われわれは、食料品消費税ゼロ%、ガソリン暫定税率廃止、コメ政策の抜本的見直しを訴えている。自民党との違いを表すことによって、参院選に向けても政策の浸透を図っていきたい。都議選を通じて手ごたえを感じている」と述べました。