野田佳彦代表は7月12日、党公認で福島選挙区から立候補している石原洋三郎候補の応援のため福島市で開かれた街頭演説会に参加。「石原候補は猛烈な勢いで追い上げている。ぜひ東北で4勝しよう!」と力説しました。
■石原洋三郎候補
石原候補は、「国民の皆様方に希望が見えるような、活力が出てくるような政治を行っていかなくてはならない」と力説し、食料品への消費税ゼロおよびガソリンの暫定税率廃止を推し進める立憲民主党への支持を呼びかけました。
また、1998年当時の平均年収が465万円程度だったのに対し、25年後の2023年の平均年収は460万円でほぼ横ばいだという報道に言及。「1998年は物価が安かったが、今は物価だけがあがり収入は増えていない。平均年収に達しない方が今では6割以上もいらっしゃる」と述べました。そして、このままの政治が続くと、いま年収5000万、6000万の人は7000万、8000万と増える一方で、いま年収460万円の人は年収がどんどん減り、格差がますます拡大していくのではないかと強い懸念を示しました。「再び厚い中間層を作り上げていくのか、あるいは格差がますます拡大し暮らしに困る方が増えていくのか、そういう分かれ道にある」と述べ、自身への支援を強く呼びかけました。
■野田佳彦代表
野田代表は現政権の農政に対して、「備蓄米はいざという時のためにある。いざという時も足りなくなったら輸入米に頼るのか。それでは食料安全保障なんて成り立たない。自民党の猫の目農政の問題が一挙に噴出をしている時に、今度は小泉さんの行き当たりばったり農政になってきた。この農政を変えなければいけない」と批判しました。
そして、「米農家が農業を辞めたら食料安全保障なんか成り立たない。農地を維持していただくことに対して「直接支払制度」を導入したい。頑張って農業をやっていこうと思っていただける農政を立憲民主党に任せていただきたい」と力を込めました。
街頭演説にはほかにも、金子恵美衆院議員、佐藤雄平・前福島県知事、澤田精一・連合福島会長、半沢雄助・福島県議会議員らが出席し、応援演説を行いました。