日本肝臓病患者団体協議会(日肝協)主催の「第13回世界・日本肝炎デーフォーラム」が7月27日、東京都内で開催され、小宮山泰子衆院議員が立憲民主党を代表してあいさつを行ないました。日本肝炎デーフォーラムは、厚生労働省によって7月28日が「日本肝炎デー」として指定されたことを受け、日肝協主催で毎年啓蒙活動として行われています。

 小宮山議員はあいさつで、過去に民主党政権が誕生したことで、予算配分が変わり、C型肝炎を患っている方々への医療費助成が実現したことを振り返り、「今回の参院選で与党が過半数割れし、国会のパワーバランスが変化することは、これまで進まなかった各政策課題を進めていくチャンスだ」と述べました。とりわけ、先の通常国会において、患者や家族など当事者の皆さんと野党各党の連携により政府が再検討することとなった高額療養費の上限引き上げの問題については、「今秋にも政府が結論を出すこととしており、再検討のプロセスにおいて、有識者や各患者団体等からの意見がしっかりと反映されているか等、適切に見極めていきたい」と、当事者の皆さんにしっかりと寄り添った慎重な議論の必要性を述べました。最後に、「難病に苦しむ当事者、一人ひとりの声を今後も教えて頂きたい」と呼びかけ、日肝協及び当事者の方々とのより一層の連携の姿勢を示しました。