立憲民主党の自治体議員ネットワーク(NW)と女性議員ネットワーク(NW)は8月7日、8日の両日、都内で2025年度の合同夏季研修会を開催しました。両NWの各都道府県世話人をつとめる自治体議員を中心に約140名(リアル125名、オンライン15名)が集い、活発な議論が行われました。

 7日の女性議員NW研修会では、アジア地域におけるジェンダーの状況や物事を批判的に見ることの大切さについて有識者の講演から学びました。さらに辻元清美代表代行・ジェンダー平等推進本部長から先の参院選の報告を受け、意見交換をしました。

 両NW合同の臨時総会では、年1回の通常総会の開催時期を現行の「冬季」から「春季」にする規約改正と、自治体議員NW役員の一部交代が提案され、いずれも全会一致で承認されました。

 (※資料添付)臨時総会議案および自治体議員NW役員体制

2025年8月7日臨時総会規約改正案、新役員体制.pdf

 両NW合同の研修会では、まず長妻昭代表代行から「SNSで政治は歪められたか?直近の有権者意識と今後」をテーマに講演がなされ、直近の参院選の結果を踏まえたタイムリーな話題を共有しました。

 次に野田佳彦代表から「参院選を終えて今後の立憲民主党が目指すもの」と題して、先の臨時国会での衆議院予算委員会における議論を振り返り、石破政権と対峙する立憲民主党の政策・方針の説明があり、参加者との熱心な議論が行われました。

 全体研修の最後は、本間正人先生より「コーチングや有権者とのコミュニケーション、ファシリテーションのワークショップ」に関する2時間にわたる講演があり、支援者以外の有権者や地方議会での他会派などとのスムーズな意見交換や、対話ができるスキルを身に着ける実践形式のトレーニングを学びました。

 二日目(8日)午前は有識者を招いて4つの分科会で講演と活発な議論を行い、午後は希望者で国会見学を行いました。

(分科会のテーマと講師のご紹介)

(1)非正規雇用「子育て世帯の生活構造の特徴と母親の働き方」名城大学経済学部准教授 蓑輪明子先生

(2)公共交通「日本の地域公共交通を立て直すために何が必要か?国、自治体、地方政治家に何が求められるか?」名古屋大学大学院環境学研究科教授 加藤博和先生

(3)ケア労働「ケア労働の特性と直面する課題―自治体政策が保育者の働き方や保育の質に与える影響― 中央大学経済学部助教 小尾晴美先生

(4)女性の貧困等「ひとり親の住宅問題とは何か」追手門学院大学教授 葛西リサ先生